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待機児童・防災対策に全力 小池百合子東京都知事(後編)

Japan In-depth / 2016年9月17日 12時50分

細川:日本は男性社会というのがまだまだ残っている中で、知事は女性が活躍できる社会をどう引っ張っていこうと考えていますか?

小池:働き方を変えていく、それから女性の登用を能力に応じてもっと引き上げる。私は都知事として今組織の一番上に立っています。意思決定機関に女性がいるかいないかで世の中大きく変わるんですね。都知事というのはその意思決定の最たるものですので、そこで明確な指示を出していくということで、これぞリーダーシップではないかなと、思っています。

細川:やはりオリンピックを開催するにあたって東京都の防災対策はとても大事だと思います。電柱の地中化、私これには期待しているんですけれど、それ以外にも首都高速道路は大丈夫なのかと。私、以前、国の有識者会議で委員をやっていて、地下化を含めた再生という提言をしたんですが4年たってまだこれがそのままになっている、この辺りはどうお考えでしょうか?

小池:(日本は)地震国であり、気候変動ということも遠因と思われますが、本当に自然災害が多い。頻度が高まって激甚化し、信じられないようなことがよく起こります。わたくしは、考えられないことを考えよという言葉をベースにしながら、最悪の事態に備えると。ただやはり予算といいますか、何を優先すべきかということを決めながら確実に都民の皆様の命を救うには何が必要なのか(考えていく)。また、高速道路も経年ということもあるでしょうから、優先順位決めながら、ということになると思います。

私も阪神大震災の中に行ってあの阪神高速道路がバタンと倒れているのを見たときは、ほんとうにえらいことだと思いました。それから現実にああいう災害が起こると多くの方がお亡くなりになられる。こわい話ですが、火葬場が間に合わないんです。火葬場そのものが煙突が倒れたりして使えない。阪神大震災の時は1月でしたから寒い時期でしたけれど、遺体をどうやって運ぶかということも、現実の話としてすごい事態になっていて。災害というのは本当にありとあらゆることがいっぺん起こりますので、想定するところは想定しながら、起こらないようにするというのがまさしく防災だと思います。

例えば東京の木造密集地域、そこにお住いの方々は、命を守るということは、誰の命かというとあなたの命です、皆さんの命ですということをまず説得してできるだけ早く木密地域というのを解消していく。それで不燃化、耐震化を進める。それから帰宅困難者対策も。いっぱいやらなくてはならないことありますが、それは責任だと思っております。

細川:災害はいつ起こるかわからないですから、できるだけ早く対策取られるとよいと思ってます。ありがとうございました。

(了。前編の続き。全2回。この記事はラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」毎週土曜日07:05~07:20放送 の要約です)

「細川珠生のモーニングトーク」

ラジオ日本 毎週土曜日午前7時05分~7時20分

ラジオ日本HP http://www.jorf.co.jp/index.php
細川珠生公式HP http://www.cheering.net/tamao/#
細川珠生ブログ  http://tamao-hosokawa.kireiblog.excite.co.jp/

トップ画像:©Japan In-depth 編集部

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