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潘基文氏は国連で何をしたのか その4 日本への敵意や反感

Japan In-depth / 2016年9月18日 11時0分

歴史をさかのぼるとはいえ「日本への勝利」を祝うのだから、いまの日本への敵意や反感がにじむ。そんな行事に本来は加盟国すべてに中立であるべき立場の国連事務総長が堂々と姿をみせたのだ。

アメリカもこの「対日戦勝記念行事」自体に反対だった。いわゆる自由民主主義陣営はこぞって背を向けた中国主催の行事だったのだ。韓国の大統領の参加は数少ない例外だった。

中立であるべき国際機関の事務責任者が、日本を明らかに標的とした政治色濃厚なこの行事に参加したのだ。だから物議をかもすこととなった。

日本政府は国連事務総長がこの式典や軍事行進に出席する見通しとなったことに事前に抗議した。日本だけでなく、アメリカなどからも批判が表明された。だが藩氏は、日本政府の抗議に対して「国連は中立ではなく公正で不偏なのだ」などとわけのわからない反発の言葉を述べるだけだった。

藩総長は2013年8月にも、ソウルでの記者会見で日本を一方的に批判した。日韓両国間で歴史認識や他の政治課題による緊張が続いていることに関して、「日本政府や政治指導者は深く自らを省みて、未来志向のビジョンを持つことが必要だ」と日本を非難したのだ。このときも日本側では官房長官や複数の閣僚が抗議した。

(その5に続く。全5回。毎日11時に配信予定。この記事は月刊雑誌「月刊HANADA」2016年10月号からの転載です。)

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