「オクトーバー・サプライズ」後もスキャンダル止まず アメリカのリーダーどう決まる? その31
Japan In-depth / 2016年11月6日 11時0分
共和党がさらに民主党に投票しがちなマイノリティーや高齢者の投票を妨げることを目的として、投票会場の数を減らしたり、過度に身分証明書の提示を求めたりする一連の措置は今週最高裁判所によって「憲法違反」とされ、各投票所で対応を強いられている。
トランプは、スロベニア出身のメラニア夫人が就労ビザなしにモデルの仕事をしたことはない、と主張してきたが、ビザの切り替えが済む前に10回もモデルの仕事をこなし、200万円相当を稼いだことをAP通信が突き止めた。他にも、トランプは投票日前にメラニア夫人が「何度かスピーチをする予定だ」と報道陣の前で言ってしまった手前、スピーチに駆り出されたが、彼女は「ファーストレディーになったら、SNSでのいじめから子どもたちを守る努力をしたい」とぶち上げ、早速「だったらまず自分の夫をなんとかしろ」と揶揄されている。
此の期に及んでまだ納税記録を公表していないトランプだが、90年代に今は違法となっている方法で、銀行に借入金を返さずに済んだ分を課税収入として申告せずに済ませたことをニューヨーク・タイムズが明らかにした。
「有名人だと女性を思うようにできる」と発言したのがバレた後も、次々と女性がトランプにセクハラを受けたと告白しているが、中でも当時13歳だった女性がレイプされたと起訴するとされているが、急にこの話がなかったものにされている。
全国的な一般支持率では5分5分の勝負のような印象を受けるが、州別の予想選挙人獲得数で見ると、クリントン優勢であることに変わりはない。選挙目前に数字が拮抗するのはよくある現象で、もう誰にもこの数字が最終的にどうなるのか、予測もつかなくなってきた。
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