蓮舫新代表、説明責任果たせ 民進党東京都連会長松原仁衆議院議員
Japan In-depth / 2016年11月12日 18時0分
「細川珠生のモーニングトーク」2016年11月5日放送
細川珠生(政治ジャーナリスト)
Japan In-depth 編集部(坪井映里香)
今年は参議院選、東京都知事選、民進党代表選と大きな選挙が続き、注目を集めている民進党。それぞれの選挙とその結果について、民進党の東京都連代表 松原仁衆議院議員に話を聞いた。
まず前回の参議院議員選挙。東京都では議席が一つ増え、6議席となった。6議席中、民進党は2議席獲得。この結果については、「都連的には大きな成果だった。」と述べた。
しかしその直後に行われた東京都知事選。民進党では鳥越俊太郎候補を推薦、結果としては3位に終わった。敗戦の原因として、松原氏は「最後までたたったのは準備不足。」と述べた。もともと松原氏を中心とした都連としては、元経済産業省官僚の古賀茂明氏を推薦していた。ただ実際、選挙全体のフレーム枠を考えると党本部の支援がないと成り立たず、すりあわせが必要になるという。様々な人の名前が出ては消え、出ては消えを繰り返し、最終段階で結論は古賀氏となり、古賀氏自身もぜひやろうということになっていたという。松原氏は、「古賀氏は議論が強く、知名度はないがインパクトがある。彼なら討論会などの場で存在感を出していけると期待していた」という。ところが、メディアでも知名度の高い、鳥越俊太郎氏が出馬の意向があるという話が出てきた。最終的に鳥越氏と当時の民進党代表である岡田克也氏が会談。結果、鳥越氏推薦が決まったという。
メディアでは、松原氏が独断で古賀氏を推してそれを進めたように一部で言われたようだが、「そこは組織人としてやってきた、実際はきちんと(党本部と)すり合わせをした上でやっていた。」と反論。経緯を聞くと、古賀氏に対する出馬要請は、党本部・選対との協議はもちろん当時の枝野幸男幹事長と岡田代表に了解を取った上で、都連幹部全員がそろって行ったという。古賀氏のほかにも候補者は出たが、それも党本部とすり合わせて行ったそうだ。
その後、都知事選が終わらないうちに岡田元代表が代表辞任表明。「(それに対して)松原さんがすごく怒っていらしたことが印象的。」と細川氏は述べた。それに対し松原氏は、「未だになぜあそこで岡田さんが次回の代表選に出ませんと仰ったのかわからない。」と答えた。
都知事選が終わりを迎え、民進党の代表戦が行われた。結果としては蓮舫氏に決まったが、彼女の二重国籍問題が、地方議員、全国の党員・サポーターの投票が終わったあとに発覚。それに対して松原氏は選挙のやり直しを訴えた。
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