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諸国の結婚年齢事情 年齢と権利義務の世界事情その3

Japan In-depth / 2016年11月23日 11時0分

両親の承諾の有無に関する規定は、実は多くの国に存在し、エジプトなど、そもそも結婚には両親の承諾が必要とされている。まず、男女差の問題から見て行くと、一般的に女性の方が成熟が早い、という理由づけがなされているようだが、世界的には、これは少数意見であることはすでに述べた。

同意のある性交渉についても、14歳から合法としている国が多いが(日本の刑法でも、14歳未満の婦女を姦淫した場合は強姦罪が成立する)、結婚が16歳からなら、これも16歳からにすべし、という意見は結構根強くある。女子中学生が妊娠するドラマがヒットしたような国では、あまり現実的でない、などと言われるかも知れないが。

両親の承諾については、割と多くの国で、個人の意志とは別の規定が設けられているが、大きく分けて、結婚とは家と家の結びつきであるという考え方が今も残る東洋的社会(もちろん日本を含む)でよく見られるか、英国のように、とりわけ労働者階級にあっては、義務教育を終えて16際になったなら、もう一人前だということで家から出て行くことになる、という考え方を残している社会もある。イスラム古典法では、9歳からの結婚を認めているそうだが、イスラム諸国でこれがそのまま法制化されているという例は、寡聞にして聞いたことがない。

お分かりだろうか。選挙権・被選挙権年齢にせよ、結婚年齢にせよ、社会の現実とあまりかけ離れた規定は受け容れられないのだ。日本では、選挙権だけでなく成人年齢そのものも18歳に引き下げてはどうか、という議論があるが、これに対して、「高校生の飲酒喫煙を認めるのか」といった反論だけでは、あまり説得力がない。バイク免許は法的に16歳から取得可能だが、実際には生徒に免許所持を禁じている高校も多い。成人の権利義務についての議論を、飲酒喫煙とか、矮小化したそれに閉じ込めるべきではない。

 

(その1、その2も合わせてお読み下さい。)

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