トランプ氏政権移行チーム混乱 どこに向かう?アメリカ その1
Japan In-depth / 2016年11月18日 11時0分
そして大統領選挙中にも、共和党の主流派やお茶会派とのいざこざがあり、共和党は上下議会で過半数をとったにしても、これから実行しようとする全ての政策において駆け引きやバトルが続くだろう。選挙の後半を支えてくれた、ブライトバート・メディアのスティーブ・バノンを重鎮に起用したいが、彼は白人至上主義者と指摘され、既に非難轟々で使えない。
イスラム教徒、ラティーノ、捕虜となった元軍人、黒人、女性…白人男性以外の多くのデモグラフィックの者に対し、差別発言を繰り返してきた男が大統領になるのだから、国民の差別行為が許されると思ってしまうのも当たり前で、全国各地でマイノリティーに対するヘイトクライムが急激に増加している。「クリントンのサポーターもトランプ支持者に暴力を振るった」と言えば帳消しになるような数でも、質でもない蛮行が繰り返されている。
トランプが篭るニューヨークの金ピカ高層ビル「トランプ・タワー」の前だけではなく、全米の大都市から小さな街でまでデモが起きた。デモが収まれば、彼らは2年後の中間選挙に向けた本格的な巻き返しを始めるだろう。
トランプ政権がどのようなものになるのか、おそらく本人にもわからない。彼が「こんなはずじゃなかった」と思っていたとしても、一切の責任は彼にある。
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