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間もなく日露首脳会談 日本外交、したたかに

Japan In-depth / 2016年11月27日 13時31分

一方で、安倍総理は今月ロシアのプーチン大統領ともペルーで会談を行った。来月にはプーチン大統領が来日、山口県で日露首脳会談が行われ、北方領土問題の解決が期待されている。しかし、北方領土4島のうち、国後島と択捉島でミサイル配備を進めているというロシアの報道がされている。「これはやはりそんなに軽く考えちゃいけない。」と細川氏は警鐘を鳴らす。安倍編集長も、「いかにもロシア風の交渉上手。飴と鞭をうまく使い分けている。」とプーチン流の外交に警戒感を示した上で、日本はそれに翻弄されてはいけない、と警鐘を鳴らした。加えて細川氏は、北方領土は「お互い譲り合って一歩前進ではなく、これは日本の領土であることは間違いない。」と細川氏は強調した。実際、ロシアによる戦後のどさくさ紛れの不法占拠は世界も認めている。だからこそ、「日本の本気度が示される。」と話す。

トランプ新大統領が誕生することにより、米ロ関係が雪解けするのでは、と期待する声も上がっているが、それが日本にとって好ましいことなのかは賛否両論である。安倍編集長は、アメリカの立場を考えずとも、「ロシアにとって極東の経済開発は至上命題で、日本の援助が欲しいのは間違いない。」と述べ、その立場を利用し「日本も(ロシアの戦略に)対抗して玉を投げてみればいい。」と様々な提案を投げてロシアの反応を積極的に見ていくべきだとの考えを示した。

細川氏も賛同。「『確認して適切に対処する』とかそんな対応ではなく、明らかに怒りをぶつけるべき。北朝鮮がミサイル発射したときもみんなもう慣れてきて反応しないが、一個一個きちんと、許してはいけないものだということを日本の主張として明確にする。」との見方を示した。

細川氏は、安倍総理のアジアを中心とした外交面の活動は評価しているものの、日本人の何事にも控えめで、波風を立てないといった美徳や根本的精神では国際社会ではなかなかできないこともある、と述べ、「もう一歩したたかな外交を。」とより強固な外交政策を総理と政府全体に期待した。

(この記事はラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」2016年11月26日放送分の要約です)

「細川珠生のモーニングトーク」

ラジオ日本 毎週土曜日午前7時05分~7時20分

ラジオ日本HP http://www.jorf.co.jp/index.php
細川珠生公式HP http://www.cheering.net/tamao/#
細川珠生ブログ  http://tamao-hosokawa.kireiblog.excite.co.jp/

トップ画像:©Japan In-depth 編集部

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