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【大予測:国内政治】キーワードは経済と教育

Japan In-depth / 2017年1月4日 12時0分

また、イギリスや台湾など世界でも女性のトップが増え、国内でも小池氏のほか稲田朋美防衛大臣、丸川珠代五輪担当大臣などが入閣した。。また、女性活躍を政策として作ったことも話題になった一年だった。

もう一つ細川氏が注目したニュースとして、夏の「天皇のお気持ちの表明」を挙げた。今もなお議論が続いていて結論は出ていない。天皇の地位や存在も大事だが、天皇がもつ悩みは一般国民と非常に近い、と細川氏は指摘した。つまり、一つは高齢化の問題。天皇も高齢になり、体力的に難しい中で公務を務めていく厳しさを抱えている。もう一つは皇位継承の問題。全体として少子化の現在もなお、皇位を継承できるのは男系男子に限っている。この2点について「お気持ち」を表明されたが、これは「一般国民のどの家でも抱えている問題」であり、いわゆる少子高齢化が生んだ社会問題といえる、と指摘した。

少子高齢化とそれによる社会保障費の増大が加速していく現代で、安倍編集長が2017年の大きなテーマを細川氏に問うと。「経済」と答えた。「少子高齢社会に対応する社会システムの作り直し」が必要だと述べた。現在の社会保障システムは、少子化は想定されておらず、現役世代が増えなければ成り立たないシステムになっている。このシステムを作り直すことによって、全国民、「若い人が特に、安心して自分たちの将来設計ができる社会に作っていくこと」が来年の大きな課題になってくる、と細川氏は述べた。

安倍編集長も賛同し、「アベノミクスの効果も減じている。」と指摘。アベノミクス以外で、新たな活力を生むような、規制緩和も含めて施策を考えていかないと、「日本経済は浮揚できない。」と強調した。

また、それに関連して、千葉工業大の理事を務めている細川氏は、「大学と産業界の連携」に注目。新しい技術の開発と、その実用化(製品化)によって、「日本の景気の浮揚にもつながっていくはず。」と述べた。そのために、「大学で学ぶ子供たちをもっと応援するような教育制度も必要だと思う。」と教育の重要性も示唆した。

2017年はどのような年になるか。全く予想がつかないが、日本には課題が山積みだということが再認識された放送だった。

 

(この記事はラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」2016年12月31日放送の要約です。ラジオ放送ネット視聴サービスRadikoにて放送後1週間は録音を聞くことが出来ます。)

「細川珠生のモーニングトーク」

ラジオ日本 毎週土曜日午前7時05分~7時20分

ラジオ日本HP http://www.jorf.co.jp/index.php
細川珠生公式HP http://www.cheering.net/tamao/#
細川珠生ブログ  http://tamao-hosokawa.kireiblog.excite.co.jp/

トップ画像:©Japan In-depth 編集部

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