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読後感:「Life Shift」と「ピダハン」

Japan In-depth / 2017年1月31日 7時0分

この本を読むと、言語と文化が切り離せないということを実感します。ピダハンには心配にあたる言語がありません。じゃあ心配した時はどうするんだと思われるかもしれませんが、この本によれば本当に心配しないのだそうです。当然疫病や、様々な危険と隣り合わせなわけなので、危なくないわけではないのですが、考えてもしょうがないことを考えないという点で、心配がないのだそうです。

よくある、文明は人を不幸せにしたのではないかという話ではなく、考えたことを言語にしているように見えて、実は言語によって考えを規定されているというアイデアをこの本を読んでいると感じます。言える範囲でしか考えられないのではないでしょうか。

さて、アマゾンのそのほかの部族もそうらしいのですが、ピダハンにも赤ちゃん言葉がありません。それは人は対等だからという価値観に根付いているそうです。一生懸命対象物を頭で浮かべあれこれと私たちは考えるわけですが、その根本にある身体や、言語体系がいかに思考に影響を与えているかを時々は考えてみてもいいのかもしれません。

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