呆れた反日プレリュード 慰安婦問題は序の口? その1
Japan In-depth / 2017年2月9日 12時43分
大高未貴(ジャーナリスト)
■韓国が次に仕掛けた「恥ずかしい世界文化遺産 軍艦島は地獄島?!」
昨年の夏、『軍艦島デジタル・ミュージアム』を訪れた。世界文化遺産にも登録されたことだし、一度は軍艦島に上陸したかったのだが、遊覧船の予約が間に合わず、長崎市内にある『軍艦島デジタル・ミュージアム』で上陸気分だけでも味わおうと訪ねてみたのだが、想像以上に楽しかった。巨大なスクリーンには、活気溢れる最盛期の島内の様子から廃墟に至るまで、島内の様子があますところなく写しだされ、容易に昭和時代にタイムスリップできる装置が工夫され、お気軽“軍艦島体験”にはもってこいの場所だった。
軍艦島の模型の前で色々と説明してくれた館内の男性の話も面白かった。なにしろ軍艦島で育った当時を知る生き証人だから色んな質問にも気さくに答えてくれた。「若い人のデート場所のメッカはビルの屋上でした。というか、ここしかなかったので争奪戦でしたよ」、「島民の生活は、当時の水準からすれば、かなり裕福なものでした。島民全体が大家族のような雰囲気があってお祭りなんか本当に楽しかったですよ」。
もちろん炭鉱での事故など痛ましい記憶もあったであろうが、栄枯盛衰含め日本の近代化を支えた軍艦島は、戦前戦後を逞しく生き抜いてきた日本人と朝鮮人とが共有できる記憶の場として存在していたはずだ。少なからず私はそう思っていた。
ところが今年になって新年早々、知人から『恥ずかしい世界文化遺産 軍艦島』(ウリ教育)と題した絵本のコピーを渡され、目が点になってしまった。それは韓国が慰安婦問題の次に“強制連行”“強制労働”などを新たに対日情報戦として仕掛けてきたことが明白なものだったからだ。戦時徴用云々は1965年締結された日韓基本条約における日韓請求権協定で個人請求権は消滅している。にもかかわらず、さらに蒸し返しをはかろうとしていることがみえみえだ。
韓国語と日本語で書かれた絵本の内容の一部を紹介したい。
『戦争を引きおこし狂気の沙汰であった日本は、朝鮮半島から幼い少年たちまで強制的に日本に連行したのです』といった書き出しで始まる絵本は、主人公ソェドリという名の12歳の少年が『地獄の軍艦島』に強制連行され、劣悪な環境の中、幼い少年たちは犬の餌よりひどい食事しか与えられず、劣悪な環境下で毎日12時間働かされ、少しでも休むと日本の監視兵のむちに打たれて血が噴き出して肉がちぎれたという。
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