新党結成否定せず 長島昭久氏
Japan In-depth / 2017年4月26日 8時0分
「細川珠生のモーニングトーク」2017年4月22日放送
細川珠生(政治ジャーナリスト)
Japan In-depth 編集部(大川聖)
【まとめ】
・長島昭久衆議院議員、民進党離党し、外交・安保の勉強会発足。
・次期衆院選は無所属で出馬の意向。
・将来的に新党の可能性について「否定しない」。
政治ジャーナリストの細川珠生氏が衆議院議員で、元防衛副大臣の長島昭久氏に話をきいた。長島氏は今月10日、所属していた民進党を離党した。そして日本維新の会の議員らと外交・安全保障の勉強会を発足させた。
細川氏が、今後、小選挙区制や国会活動において無所属でどのように自身の政治理念・政策を実現させていくのか、と問うと、長島氏は「民進党から独立するにあたり、次の選挙は無所属で戦って勝ち抜くという覚悟を決めたので、一人で行動した」と述べ、次期衆院選は無所属で出馬する意向を示した。
さらに「かねてから野党の側に現実的な外交安全保障の受け皿が全くない。特に2年前の安保法制の国会以来、現実的なオルタナティヴ(選択肢)が無くなった。」と述べた。
具体的に現在の朝鮮半島の情勢を例として挙げ、「民進党と共産党の政策があまり変わらなくなった。朝鮮半島で不測の事態が起きた場合、安保法制に基づき自衛隊が動き始めるが、前提となる安保法制を廃止だと叫んでいる野党はその時どうするのか。」と安保法制に反対の姿勢を示している民進党が不測の事態に現実的な対応策を取ることができないのではないか、との懸念を示した。
「かつて民主党が役割を担っていたように、野党も与党に劣らない経験・知識・ビジョンを出せると示したいとの思いが勉強会を立ち上げた主旨だ。」と述べ、外交・安全保障を重視し、それに対し野党側で現実的な考えを持つ人たちで発足した勉強会であると説明した。
加えて、「新たな仲間と新党設立は今は考えていない。」と述べると共に、「外交・安全保障政策について現実的なオルタナティヴの必要性を主張したところ、維新の会や、保守系の無所属の人たちなどからの賛同が得られ、民進党の保守系議員も含め政策提言する勉強会」を発足させた、と経緯を説明した。
細川氏は「安全保障で意見が一致している仲間であるならば将来的には新党という形を否定はしないのか」と質問したところ、長島氏は「もちろん否定はしない。これから民進党がどうなっていくのかも含めて色んな可能性がある。」とした上で、ポスト安倍が自民党の中で模索中であることも指摘し、「政界も流動化する可能性がある。」と述べ、将来の政界再編時における新党設立もありうるとの考えを示した。
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