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いずれ第2次朝鮮戦争が起きる

Japan In-depth / 2017年5月2日 11時0分

2日にドイツ首相がロシアを訪問する。メルケルはロシア語に堪能、プーチンもドイツ語が喋れるはずだ。主要国の中でもこれだけ突っ込んだ話ができそうな首脳同士は他にないだろうが、一体何を話すのか。ルペンがいてメルケルがいない(分裂含みの)EUはプーチンにとって夢であるはずなのだが・・・。

 

〇東アジア・大洋州

30日のCBSのFace The Nationとのインタビューでトランプ氏が中国について述べた部分が面白い。「中国が為替操作をやっていたのは明白」だが、「北朝鮮は貿易問題よりも重要」であり、「中国は究極的ではないにせよ、かなりの力を持っており、北朝鮮問題の解決に中国が助けになるなら、貿易問題で妥協も厭わない」と述べた。

何と単純な男なのだろう。このような大統領を相手に、中国の国家主席を含む各国の百戦錬磨の政治家たちは一体何を感じ取るのか。トランプ氏のような大統領でもビクともしない米国に対し、プーチンがいなければ恐らく二流国になり下がっていたかもしれないロシアと、そのどちらでもない習近平の中国がどう対応するのか興味深い。

 

〇中東・アフリカ

3日にロシア・トルコ首脳会談がソチで開かれる。同日、ワシントンでは米・パレスチナ首脳会談が開かれる。偶然の一致だろうが、このコントラストは興味深い。一時悪化したトルコとロシアの関係は最近改善しているという。この民主的選挙で選ばれた二人の独裁者がシリア問題で何を話すのだろうか。

一方、パレスチナ問題については何も期待していない。トランプ氏は米国が長年支持してきたユダヤ・パレスチナの「二国家論」について、「当事者が合意すれば、どちらでも良い」と突き放している。しかも、トランプ氏は娘婿をパレスチナ問題の仲介役にするつもりらしい。クシュナー氏には失礼だが、彼にそのような大役は無理である。

 

〇南北アメリカ

29日はトランプ氏の大統領就任100日目だったが、30日にトランプ氏はペンシルベニア州で開かれた集会に出席、恒例のホワイトハウス記者との夕食会を欠席した。トランプ政権が相変わらず「選挙・キャンペーン」を重視していることを象徴する出来事だ。トランプ氏は、歴代政権と比べても、「選挙・キャンペーン」モードのバージョン1.0と「統治」モードのバージョン2.0の混在が著しく顕著だが、これで本当に良いのか。

外交面ではシリアや北朝鮮など国際危機に対応する中、NSC(国家安全保障会議)は着実に2.0に移行しつつあるように見える。これに対し、内政面では「選挙」モード1.0のまま、イスラム系諸国からの入国制限やオバマケア代替法案などで失敗が続いている。彼が「選挙」モードを放棄し、バージョン2.0に移行することはないのだろう。

 

〇インド亜大陸

特記事項なし。

今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。

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