日本に防衛はないのか 北朝鮮またミサイル発射
Japan In-depth / 2017年5月31日 11時0分
その他、日本側の指導者たちが口にする対応策はみな国連や韓国との連携、あるいはアメリカへの依存ばかりなのだ。日本として日本の国家や国民や領土を防衛するために北朝鮮に対してなにをするのかは語らない。たとえ語ってもみな外交的、経済的、あるいは政治的な措置である。
だがいま日本が直面しているのは北朝鮮の軍事行動による軍事的危機なのだ。戦争行為に近いミサイルの一方的な発射なのである。しかも何回も何回も繰り返される。その軍事行動を止めるのはまず軍事的な措置がなければならない。アメリカでも韓国でもそのための軍事的手段は持っているし、いざという場合にはそれを使う意思も能力も制度も保たれている。
しかしわが日本は軍事的な手段はなにもない。それどころか軍事的な対応は語らない、考えない、備えない、という「ないない」の状態なのである。危険に対しても備えはないのだ。いやむしろ「平和」の名の下にすべての軍事関連事項を否定してきた戦後の日本は「備えなければ憂いなし」という発想が国の政策なのだともいえる。倒錯した一国鎖国的平和主義に安住してきたわけである。
いまの憲法を絶対に変えるなと叫び、改憲は軍国主義につながると訴える人たちにも問いたい。「憲法9条によって北朝鮮のミサイル発射をぜひとも止めてもらいたい」と。
こんな状態で日本という国家は国家として存続できるのだろうか。北朝鮮の再三のミサイル発射と日本側の対応をみての私自身の心配である。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
国際情勢からの日本の憲法改正の必要性(上)抑止の否定は日本の滅亡へ
Japan In-depth / 2024年4月30日 20時16分
-
北朝鮮が弾道ミサイル、短距離弾か ソウルで米韓軍の将官会談
ロイター / 2024年4月22日 16時42分
-
【速報】北朝鮮が弾道ミサイル発射と韓国軍、EEZ外に落下か
新潟日報 / 2024年4月22日 15時35分
-
「内向きの同盟国から変化」と岸田首相、日本の役割拡大を米議会で強調
ロイター / 2024年4月12日 7時32分
-
「絶対的優勢を誇示する戦略攻撃兵器が生れた」金正恩氏、新型極超音速ミサイル試射を指導
デイリーNKジャパン / 2024年4月3日 9時4分
ランキング
-
1トランプ氏、第2期政権の権威的ビジョン語る タイム誌インタビュー
AFPBB News / 2024年5月1日 19時58分
-
2米下院議長解任へ採決要求 強硬派、支援予算を批判
共同通信 / 2024年5月1日 23時35分
-
3米コロンビア大に警察官が「突入」…デモ隊排除 全米で衝突拡大、逮捕者1000人超
日テレNEWS NNN / 2024年5月2日 6時34分
-
4広東省で高速道路が崩壊、36人死亡…落下した車から爆発音
読売新聞 / 2024年5月2日 10時27分
-
5ラファ侵攻、改めて表明=米国務長官と会談―イスラエル首相
時事通信 / 2024年5月1日 22時21分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください