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アニマル・ウェルフェアを考える クリステル財団イベント

Japan In-depth / 2017年8月27日 23時52分

糸井氏は、ペット本等に普通に書いてある「いつでも清潔な水を与えてください」という言葉が、アニマル・ウェルフェアの基準「5つの自由」(注1)を示している、と述べたうえで、この言葉について今一度考えてみてほしい、と会場の参加者に訴えた。

 この日の最後、滝川クリステル氏による小池百合子都知事の特別インタビューが行われた。小池都知事は昨年のアニマル・ウェルフェアサミットにおいて、自らが公約として掲げた動物殺処分0の2020年までの達成を宣言した。それより早く2016年、東京都は犬の殺処分0を早々に達成し、猫の殺処分は前年に比べ半分に減らしたという。

 今後、現在94匹の猫の殺処分を0にするために力を入れていく、と小池知事は述べ、猫殺処分0を維持している千代田区を参考に、「里親を見つける活動に対し様々な支援をしている。」と述べた。

 また、各所の東京都の動物愛護センターの老朽化を問題視し、「新しい施設は、ドッグランなどいろいろ充実させ、そこが動物の出会いの場になったり、子どもたちの学びの場になったり“動物愛護の中心地”になればいい。」と述べ、「処分をしない施設」を建設する考えを示した。

 2016年に達成した犬殺処分0に対する反響について滝川氏が質問すると、「1つずつ約束したことは守っていくということで、今は猫ちゃん94匹という不名誉な数字を減らしていく。」と改めて強調した。最後に滝川氏が「動物と人が共に生きやすい東京」になるために必要なことは何か、と小池都知事に聞くと、「滝川さんにがんばってもらうこと。」と答え、会場の笑いを誘った。

 昨年に引き続いての参加となった小池都知事だが今年の登壇時間はわずか8分強。小池新党などの動きが進む中、多くのメディアが集まったが、質問の時間は設けられず。次の予定があるとのことで足早に去っていく小池氏の後ろ姿に記者たちのため息が漏れていた。

 

アニマル・ウェルフェアサミット2017は、明日8月28日月曜日も開催。2日目のサブテーマは「日本が目指すアニマル・ウェルフェア」。「殺処分問題に取り組む行政」や「動物愛護管理法の現状と未来」、「ペットショップの過去、現在、そして未来」などの分科会が予定されている。当事者である行政機関や国会議員らが登壇する。

日程:2017年8月27日(日)、8月28日(月)開催時間:10:00〜17:00開催場所:東京大学弥生講堂、弥生講堂アネックス、他入場料:無料(資料代等、一部有料のプログラム有り)参加方法:事前申し込み制公式サイト:アニマルウェルフェアサミット2017

 

注1)アニマル・ウェルフェアの基準「5つの自由」

イギリスで提唱されたアニマル・ウェルフェアの国際的基準

1、飢え・渇きからの自由

2、不快からの自由

3、痛み・負傷・病気からの自由

4、本来の行動がとれる自由

5、恐怖・抑圧からの自由

 

写真:©Japan In-depth 編集部

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