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北朝鮮、次は9月9日建国記念日

Japan In-depth / 2017年8月29日 11時39分

 ISも重要だが、先週筆者が最も興味を持ったニュースは、8月22日、トランプ政権が人権侵害や北朝鮮との不適切な関係を理由に対エジプト援助の減額と一部延期を決定したのに対し、エジプト外務省がこれに強く反発したという記事だった。トランプ外交のお粗末さは別に今始まったことではないのだが・・・。(写真2)

▲写真2 エジプトのシシ大統領と会うトランプ米大統領 2017年5月21日 サウジアラビア・リヤド   出典)ホワイトハウスHP

今回米国が供与中止・留保を決めた対エジプト援助の総額は約3億ドル。対外軍事融資は本年度分のうち6.6千万ドルを中止、昨年度分約2億ドルを留保。経済援助では昨年度分のうち3千万ドルを中止した。しかも、大統領の娘婿クシュナー顧問率いる米代表団のエジプト訪問直前に情報がリークされたのだから最悪のタイミングだ。

これに対し、エジプト政府は「長年の戦略的関係を正しく理解していないことを示す決定だ」と懸念を表明した。当然だろう。普通なら、米政府は国務省、国防省等あらゆるチャンネルを通じエジプト側に事前通報している筈だが、勿論トランプ政権にそんな芸当はできない。これではエジプトの面子丸潰れだ。

〇 欧州・ロシア

  欧州の長い夏休暇が終わり、今週からヨーロッパ人は仕事に復帰するようだ。28日には英国のEU離脱交渉が再開され、ロシア大統領がハンガリーを訪問、29日にはフィンランド大統領が訪米し、31日にはマクロン仏大統領がオランダ首相と会談する。

 一方、27日の世論調査によると、マクロン大統領の仕事ぶりに不満を持つ有権者は7月の43%から57%に上昇、肯定的な評価も14%ポイント下がって40%となり、同大統領への支持が急速に下がっている。大統領は労働市場改革で議会と、予算削減では軍幹部とそれぞれ対立が深まっており、逆風が吹いたようだ。

〇 南北アメリカ

 米南部テキサス州を襲った巨大ハリケーン「ハービー」は27日、熱帯低気圧となっていたが、テキサス州を中心に大洪水が発生し、米国第4の都市ヒューストン周辺で被害が拡大しているそうだ。(写真3)この話を聞いて、12年前にニューオーリンズを襲ったハリケーン「カトリーナ」を思い出した。

▲写真3 ハリケーン・ハービーの直撃で大洪水となったヒューストン(テキサス州) 住民を救出する州兵  2017年8月27日      出典)U.S. Department of Defense HP 

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