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独裁者の真意は「命乞い」? 金王朝解体新書その10

Japan In-depth / 2017年9月3日 11時0分

▲写真 米戦略爆撃機B1-Bと韓国空軍 F-15 戦闘機 2017年7月30日 Photo by Tech. Sgt. Kamaile Casillas

要するに、キム・ジョンウンの頼みの綱は、「米韓軍が先に動いたら、核による報復もあり得る。今やわが弾道ミサイルの能力は、米国本土をも射程に入れた」などと恫喝できる能力だけなのである。

ただ厄介なのは、米国のトランプ政権が、この恫喝の真意をどこまで理解しているか、はなはだ疑問に思える点だ。

軍や情報機関の上層部、経験を積んだ外交官などは話が別だとしても、ご承知のようにあの大統領は、そうした人たちの意見に耳を貸さない。話し合いの余地はない、などと強気一辺倒だ。

ここまで読まれた読者は、北朝鮮が本気で戦争を始める可能性はさほど高くない、という私の考えをご理解いただけよう。

ただし私は、心配ないとは言わない。

偶発的な事態から本格的な武力衝突に発展してしまう可能性は排除できないし、なにより北朝鮮というのは常識が通用しない国家であるからだ。

このような時期に、果たして常識的な判断力を備えているのか、疑問に思わざるを得ない人物が米国大統領の座にあることこそ、日韓にとって真の災厄であるかも知れない。

トップ画像:北朝鮮の中距離弾道ミサイル「火星12号」 出典:CSIS Missele Defense Project

(この記事には複数の写真、リンクが含まれています。サイトによって見れないことがあります。その場合はhttp://japan-indepth.jp/?p=35877で記事をお読みください)

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