EVシフト急加速のヨーロッパ
Japan In-depth / 2017年9月12日 11時0分
▲図 発受電電力量の推移(一般電気事業用) 出典:経済産業省「エネルギー白書2017」
そういった日本の事情があるゆえ、日本は主に水素をエネルギー源とするような内部で電気を発生させる仕組みのFCV(燃料電池車)を次世代エコカーの主力に据えてきていたのではないでしょうか。
しかしこのまま日本だけがFCVに注力していけば、世界市場での流通が難しくなっていくのは誰の目にも明かであり、今後の日本の戦略がとても重要なターニングポイントになると言えることは間違いありません。
▲写真 トヨタ自動車のFCV(燃料電池車)ミライ 出典:トヨタ自動車HP
かつては、ヨーロッパであれだけズラリと並んでいた日本メーカーの電化製品。少なくともフランスでは、現在はほぼ日本製品を店頭で見かけることが無くなりました。
自動車も電化製品と同じ道をたどる可能性はないとは言えません。数十年後、日本の自動車がヨーロッパに存在するかしないか、現時点の自動車産業を含む日本全体の戦略にかかっているといっても過言ではないのです。
現在の日本のEVに対する動きはというと、トヨタ自動車は、ハイブリッド車をエコカーの主力とこれまで位置づけ、電気自動車は販売してきていませんが、中国で2019年からEVを販売する方向で検討しています。
日本で現在EVに力を入れている仏ルノー・日産自動車連合は、グループ全体のEVの累計販売台数が48万台に達し、日産は1回の充電で走れる距離を400キロまで伸ばし、価格を300万円台としたEV「リーフ」の新型を発表したところ。EVに関しても今の時点では世界に大きな遅れはとってないようです。
▲写真 日産新型リーフ 出典:日産自動車HP
今後はどのように発展していくのか。日本の動向が気になるところです。
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トップ画像:フランス Nuclear power plant in Cattenom, France Photo by Stefan Kühn
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