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覚悟決めた米日、迷走する韓国(上)

Japan In-depth / 2017年9月23日 7時3分

ギャラップの調査担当者は「米国民が今後、平和的解決への取り組みは無駄と判断した場合、先制軍事行動を支持する声は上昇するだろう」と予測した(産経新聞2017・9・16 )。

 

・「米国人避難作戦」の米実務者が訪韓

米国のエリザベス・コードレイ国防次官補代理(計画担当)が、北朝鮮による6回目の核実験直後に訪韓し、韓国に居住している米国人の避難作戦(NEO)を点検していたことが19日までに分かった。そのため「米国が北朝鮮に対する軍事行動を準備しているのではないか」との観測も出ている。在韓米軍はコードレイ氏の来韓について「定例の点検活動の一環」と説明した。

▲写真 エリザベス・コードレイ国防次官補代理(計画担当)“Deputy Assistant Secretary of Defense for Plans“ 出典:U.S. Department of Defense

コードレイ氏は9月13日、大邱にある在韓米軍の第19遠征支援司令部を訪問し、サリバン司令官との会議に臨んだという。コードレイ氏は在韓米軍の対北任務・防御・準備態勢などについて話し合った後、在韓米国人の避難作戦と前方移動作戦についても理解を深めたという。第19遠征支援司令部は、在韓米軍の戦闘部隊を支援する部隊で、憲兵・輸送・装備部隊などがある(朝鮮日報日本語版2017・9・19付記事)

▲写真 在韓米軍の第19遠征支援司令部(19th Expeditionary Sustainment Command)ジョン・サリバン司令官とエリザベス・コードレイ国防次官補代理 Photos by Sgt. 1st Class Vincent Abril, 19th ESC Public Affairs

 

・猛烈に反発する金正恩、異例の声明を発表

こうしたトランプ大統領の国連総会の基調演説に対して21日、金正恩委員長は党中央委員会の庁舎で初めてとなる異例の国務委員会(最高権力機関)委員長声明を発表し「トランプが世界の面前に出て国家の存在自体を否定し、侮辱して我が共和国をなくすという歴代最も暴悪な宣戦布告をしてきた以上、我々もそれに相応した史上最高の超強硬な対応措置を深重に考慮するだろう」と話した。

 

▲写真 金正恩北朝鮮委員長 Photo by petersnoopy

また、彼は「私は朝鮮民主主義人民共和国を代表する人として我が国と人民の尊厳と名誉、そして私自身のすべてをかけて我が共和国の絶滅を口にした米国統帥権者の妄言に対する代価を必ず支払わせるだろう」と明らかにした。

そして「私はトランプが我々のどの程度の反発まで予想してそのような奇怪な話を吐きだしたのかを考えている」とし「トランプが何を考えようが、それ以上の結果を目のあたりにすることになるだろう」と主張した。

米朝の緊張はいよいよ最終段階を迎えつつあるようだ。この対決はどちらかが譲歩するまで続くと思われるが、国際社会から孤立を続ける金委員長が勝利する可能性は極めて低い。

(「覚悟決めた米日、迷走する韓国」(下)に続く。全2回)

トップ画像:国連グテーレス事務総長主催の昼食会で乾杯する米トランプ大統領 2017年9月19日 出典/United Nations Photo 

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