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「希望の党」を甘く見るな

Japan In-depth / 2017年9月26日 9時39分

しかし、選挙は水もの、風によって大きく動く。特に今回は女性が小池氏を応援している。「おっさん政治」よ、サヨウナラということだ。「しがらみ」から抜け切れず、「忖度」ばかりの政治。いくら景気は上向いていると言われても、一向に庶民の暮らしは楽にならない。「トリクルダウン」が来るはずだったのに来ないじゃないか。そう思っている人は多い。

そして、「女性よ輝け!とか言われても、輝くどころか子供を預ける場所すら見つからないのにどうやって働けというのか!」「子供が欲しくても産めないじゃないか!」こうした女性の「怨嗟の声」は先のコメンテーターの人たちの耳には届いていないようだ。

これから投票日に向け、連日テレビで延々と票読みが繰り広げられるだろうが、有権者は意外と冷静に見ている。個人的には安倍首相の目指してきた方向は間違ってはいないと思う。自衛隊を憲法に明記する事や安全保障により多くの予算を割くことに多くの国民は絶対反対ではないだろう。

しかし、謙虚さを失い、傲慢さが前面に出てくると人は反発するのが世の常だ。社会保障は国民の最大の関心事。若い層から高齢者まで、将来が不安だからこそお金が消費に回らない。その改革に手を付けないでこのまま日本経済が立ち行くとは誰も思っていない。安全保障も経済あってこそだ。

小池氏はそこを突いてくるはずだ。「フェアに戦いたい」と会見で述べた安倍首相。油断していると寝首をかかれることになりかねない。

トップ画像:小池百合子都知事 2017年6月 Photo by 江戸村のとくぞう

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