エジプトテロ 300人超死亡
Japan In-depth / 2017年11月29日 10時0分
▲写真 メルケル独首相 Photo by א(Aleph)
〇東アジア・大洋州
中国の国務院総理が26日からハンガリーを訪問し、その後、30日にロシアで開かれる上海協力機構首脳会議に参加する。ブダペストでは第六回の中東欧・中国首脳会議に出席する。ハンガリーといえば、欧州地域で中国の南シナ海での活動に最も同情的な国の一つだ。中国は欧州でもやるべきことをやっている。恐るべし!
▲写真 中国 李克強国務院総理 2015年5月 Photo by Senado Federal
〇南北アメリカ
NYTによれば、ホワイトハウスにおけるトランプ氏の娘婿クシュナー氏の役割が縮小しつつあるそうだ。確かに彼のメディアへの露出度が大幅に低下したことは事実だ。但し、その理由は彼が失敗しつつあるからではなく、むしろ成功したからこそだ、という見方がある。
▲写真 ジャレッド・クシュナー大統領上級顧問とイバンカ・トランプ大統領補佐官 2017年5月 Flickr : The White House
つまり、Rプリーバス首席補佐官やSバノン首席戦略官をホワイトハウスから追放することに成功した結果だという。一方、このことはケリー新首席補佐官の権威が確立した結果と見る向きもある。いずれにせよ、ニューヨークの田舎者の娘と娘婿がホワイトハウスを闊歩する姿は決して正常ではない。
〇中東・アフリカ
30日にOPEC会合がある。報道によれば、最近ロシアとサウジアラビアは30日の会合で減産延長を発表することが必要という点で合意に至ったそうだ。一方、OPEC関係者は、サウジ・カタール対立により、湾岸アラブ諸国が恒例の非公式の事前協議を見送ったと述べたという。
世界的に好況が続いており、エネルギー価格についても強気の読みが出始めているようだ。しかし、値段が上昇すれば、したで、別の思惑も交錯するだろうから、先行きは見通しにくい。それにしても、欧州や日本が産油国関係者の動きに一喜一憂するようになって45年、こんなこといつまで続くのだろう。
〇インド亜大陸
米大統領の娘が米印共催の国際中小企業サミットに米国代表団を率いて参加するそうだ。ローマ法王はミャンマー訪問後、30日からバングラデシュを訪れる。ロヒンギャ問題が進展することを祈ろう。
▲写真 ロヒンギャ族難民 Photo by Seyyed Mahmoud Hosseini “Tasnim News Agency”
今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。
トップ画像:アブドルファッターフ・アッ=シーシー エジプト大統領 出典/ロシア大統領府
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