能力高い米国家安全保障会議
Japan In-depth / 2017年12月23日 18時0分
果たして「歴史は終わった」のか、「文明の衝突」は起きたのか、本当に「世界はフラット」なのか等についていずれ書く必要があるという点でも一致した。なるほど、米国でも似たようなことを考えている人はいるのだ。この点については日米欧でもっと議論を深める必要があるのではなかろうか。
〇欧州・ロシア
18日にオーストリアで中道右派の国民党と極右の自由党による連立政権が発足する。首相は国民党の若い党首だが、外相、国防相、内務相の主要ポストは自由党が獲得しそうだ。この国の極右は難民受け入れに強硬に反対でロシア寄りとされるが、こうして彼らが政権入りした以上、オーストリアとEUとの関係が気になるところだ。
▲写真 世界最年少でオーストリア首相に就任したセバスティアン・クルス氏 出典:オーストリア連邦政府HP
気になるといえば、21日にスペイン・カタルーニャ地方で行われる選挙にも関心がある。20日にはドイツのキリスト教民主同盟など連立与党と社会民主党との連立協議は再び行われる。更に、22日からは統一ロシア党が来年の大統領選挙を前に党大会を開くそうだ。プーチン大統領支持を打ち出す出来レースとなるのだろうか。
〇東アジア・大洋州
18日から中朝国境にある「友好橋」の「修理」が終わり再開されるという。丹東にあるこの橋が「修理のため」閉鎖されるなんて、ちょっと考えられない。中国側では北朝鮮との関係凍結などが喧伝されたが、要するに今回も完全な関係凍結には至っていなかったということか。別に驚かないが・・・。
▲写真 中朝友誼橋(鴨緑江大橋) 出典:flickr Prince Roy
19日から韓国外相が訪日する。1970年代の学生時代に訪韓した筆者は当時、「いずれ日韓外相が英語で話し合う時代は来るだろう」と直感したが、そういう時代がようやく近づきつつある。しかし、いつも思うことだが、時代は変わったが、韓国内政が相変わらずなのは仕方のないことなのか。
▲写真 韓国康京和外相 出典:United Nations Information Center ©UN Photo/Manuel Elias
〇南北アメリカ
今回ワシントンで最も驚いたのは政治家のセクハラ疑惑がワシントン以外にも更に拡大しつつあることだ。日本でも実態は同じはずだが・・・。アラバマ州上院議員特別選挙で疑惑の共和党候補が惜敗し、上院の民主・共和議席数は51対49となった。但し、これでトランプ氏が直ちに窮地に陥るとは思わない。
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