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自民総裁選「石破氏は出る」後藤田正純衆議院議員

Japan In-depth / 2018年1月30日 15時7分

 

次に細川氏は今年9月に控えた自民党の総裁選について触れ、「(石破茂氏が会長の政策集団「水月会」として)どのような気持ちで臨むのか」と質問した。

 

後藤田氏は「私たちは政党のためでも、派閥のためでもなく、国民のために仕事をしている。」としながら、「その中で自民党の安定政権は必要である」と述べた。一方で「現在の自民党の方針は『より良いレガシーを遺す』という目的からは少し違ってきているのではないか。」と述べ、安倍首相の政権運営に厳しい見方を示した。

 

具体例として後藤田氏は、「9条改正で中途半端に自衛隊を明記することはおかしい。今のままでは安倍首相のための憲法改正になりかねない。憲法改正は国民のためでなくてはならない。」と述べ、憲法改正について議論を深めるべきだとの考えを示した。

 

さらに、自民党が党綱領に「自主憲法」の制定を掲げている点についても疑問がある。」とした。「自主憲法制定は手段のはずである。本来、党の綱領にはどのような国を作りたいかという中身を書くべきだ。」とした。

 

細川氏が「働き方改革」の在り方について問うと、後藤田氏は、「今行うべき改革は働き方改革ではなく、『生き方改革』であるべきだし、女性活躍ではなく、『女性をもっと評価する社会』を作る方が先にあるべきだ。」と述べた。

 

また、経済政策について後藤田氏は、「デフレは地方や低所得者にとっては物価が低いという点でメリットもある。一概に「デフレ脱却」を掲げるのは幅が広すぎる。」と述べ、新しい体験や感動にお金を使うようにしていくべきだと語った。

 

最近の動きでは加計学園の問題を上げ、「学園の開設で岩盤規制に穴を空けたとするのは間違っており、もっと別の意味で既得権を打破していくべきだ。」と述べた。具体例として、「国内の航空運賃はとても高い。これを大幅に下げれば、内需拡大につながる。」述べ、内需拡大に向けて規制緩和することが重要との考えを示した。

 

細川氏が再び自民党総裁選について、「石破さんは総裁選に必ず出るのか」と問うと後藤田氏は「石破さんは必ず出る。その中で『自分たちが良いと思うものが良い』のではなく、『評価されたものが良い』という考えを広めていく。」と述べた。

 

また、「前回の総裁選では(石破氏は)地方で強かったが、国会議員がそれをひっくり返した。今回同じことを自民党の議員が起こせば、再び政権交代が起きる可能性もある」として、総裁選は国民の意思を反映したものにすべきだ、との考えを強調した。

 

細川氏は「組織が安泰を望んでいるという点が改革を阻害している。違う視点の政策をどんどん出していくべきだ。」と述べ、現政権の改革に対する姿勢に厳しい見方を示すと共に、通常国会での活発な論戦に期待感を示した。

 

(この記事はラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」2018年1月13日放送の要約です)

 

「細川珠生のモーニングトーク」

ラジオ日本 毎週土曜日午前7時05分~7時20分

ラジオ日本HP http://www.jorf.co.jp/index.php

細川珠生公式HP http://hosokawatamao.com/

細川珠生ブログ  http://tamao-hosokawa.kireiblog.excite.co.jp/

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