地元の不安解消を「イージスアショア」
Japan In-depth / 2018年1月30日 17時38分
〇東アジア・大洋州
中国の中銀総裁の去就が噂になっている。しかし、周小川氏が引退しても、中国中銀の役割は変わらないだろう。その中国を31日から英国首相が公式訪問する。中国の対欧州外交は着々と進んでいるようだ。一方、朝鮮半島の南北対話は一進一退なのだ、考えてみれば当然だろう。これこそ北朝鮮の常套手段に他ならない。
写真)中国人民銀行総裁 周小川(しゅうしょうせん)氏
出典)パブリックドメイン Photo by Photo by U.S. Department of the Treasury
〇中東・アフリカ
29日にイスラエル首相が訪露し、モスクワで首脳会談を行う。その後、29-30日にロシア主催でシリア和平会合がソチで開かれる。IS(イスラム国)は放逐されたが、このところシリア情勢はロシアが主導権を握っている。トランプ政権は何をしているのか、さっぱり分からない。大統領に関心がないか、ロシアの動きがあまりに巧みなのか。
写真)モスクワのユダヤ博物館で国際ホロコースト記念日のイベントに参加したイスラエルベンヤミン・ネタニヤフ首相(左)とロシアプーチン大統領(右)ー2018年1月29日(国際ホロコースト記念日は1月27日)
出典)イスラエル政府HP :photo by Kobi Gideon、GPO
〇南北アメリカ
30日にトランプ氏が大統領就任後初のState of the Union演説を行う。なぜこれを一般教書と呼ぶのかはよく分からない。憲法上、大統領は議会に出席する権利を持たないが、文書の形でmessageを議会に送付することが認められており、これが日本では一般教書、年頭教書と呼ばれるようになったようだ。
写真)トランプ大統領 2017年4月19日
出典)The White House
このところ、トランプ氏への評価が少し上向きになりつつあるような気がする。別に起死回生の一打はないのだが、これだけ目茶苦茶をやり続けると、たまに真面目なことをやるだけで、「結構やるじゃないか」という評価が出てくるのかもしれない。慣れとは実に恐ろしいものだと痛感する。
〇インド亜大陸
29日から2月3日までインドとベトナムの両陸軍がインド中部で共同訓練を行うという。一方、パキスタンは29-30日に中国とグワダル港フリーゾーンの第一期竣工式を共同で祝うらしい。印パキ関係は今年も相変わらずのようである。
今週はこのくらいにしておこう。今年も、いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。
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