前のめり韓国 北朝鮮の思う壺
Japan In-depth / 2018年2月14日 18時2分
名護市内では「宮里そば」というお店にふらっと立ち寄った。何とも言えず美味しい麺を堪能した。愚妻と一緒だったが、午後二時過ぎの店内はほぼ満員、他のお客さんは地元の人ばかりだったと思う。つい先日ここで市長選があったとは思えない静けさだったが、これまで8年間、この町には補助金が十分来なかったのだなと直感した。
〇 欧州・ロシア
2月中旬は恒例のミュンヘン安全保障会議がある。今年は16-18日に開催されるが、その直前の15-16日にはブルガリアでEU外交理事会の非公式会合が開かれる。また、15日にはポーランドとドイツの首相がベルリンで会談を行うが、最大の議題はロシアからのNord Stream 2パイプラインのようだ。
〇 東アジア・大洋州
2月11日の米副大統領の発言は米国の譲歩の始まりなのだろうか。帰国途上の機上で副大統領は、「最大限の圧力を維持する一方、南北対話の進展次第で、前提条件なしに、北朝鮮と直接対話を行う用意がある」と述べたそうだ。勿論、対話が真に実質的に進展すれば喜ばしいが、非核化問題が動かなければ、北朝鮮の思惑通りだ。
米国の譲歩は日本は勿論、結果的に韓国にとっても悪夢となる。こうなると筆者は1994年を思い出さざるを得ない。当時の宥和政策が繰り返されれば、北朝鮮は間違いなく「核保有国」となる。当時の米国政府は「時は日米韓にあり、北朝鮮の軍事力は今がピーク」と言ったが、実は当時も「時は北朝鮮にあり」だったのではないのか。
16日から中国などでは春節休暇が始まるが、韓国大統領は本気で米国の強硬姿勢を封じ込めようとしているようだ。そうであれば今、日本外交は重大な岐路に差し掛かっている。妥結の見通しのない対話を続けても、北朝鮮は決して妥結させるつもりなどないと思うからだ。
〇中東・アフリカ
先週末、自国戦闘機がシリアで撃墜されたイスラエルは、イランのドローンを撃墜したという。こうした「本格的交戦」に近い状況がシリアで起きるとは長い間予想されなかったはずだ。1967年の第三次中東戦争でイスラエルがゴラン高原を占領して以来、賢いアサド政権は戦線を拡大せず、事実上の停戦が維持されてきたからだ。
これ以上状況が悪化しないことを希望するばかりだが、イランもイスラエルとの直接交戦は望んでいないだろう。今はもう、そう祈るしかない。
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