金正恩、電撃訪露はあるのか?
Japan In-depth / 2018年4月10日 20時44分
▲写真 イタリアのセルジョ・マッタレッラ大統領 出典 Presidency of the Italian Republic
〇 東アジア・大洋州
9-10日にフィリピン大統領がボーアオ・フォーラム参加のため訪中する。同大統領は11日から香港へも行くという。また、10日に北朝鮮の外相が訪露する。金正恩の電撃訪露ということがあるのか。列車で行くには時間が掛かり過ぎるだろう。同じく10日に日本の外相が韓国を訪問する。ここは日本外交も正念場である。
▲写真 フィリピンのドゥテルテ大統領 出典 フィリピン政府
15日は金日成の誕生日だが、それよりも、11日に開かれる北朝鮮の最高人民会議で外交問題について如何なる議論があるのか、の方に関心がある。同じ11日からは米韓協議があり、更に、15日からは中国外相が訪日する。各国でどの程度準備が進んでいるのか、詳細は良く分からない。
〇 中東・アフリカ
サウジの皇太子が3月19日からの長い訪米を終えたが、米国では常にイランに対する懸念を口にしていた。中東でイランとの戦争が起こるのを避けるためにはイランに対する経済制裁や政治的圧力を強めるべきだというのだが、これを如何に解釈すべきか。同皇太子はサウジ改革の星か、それともサウジの終わりの始まりか?
〇 南北アメリカ
9日からボルトン国家安全保障担当補佐官が始動する。また、今週にもポンペイオ新国務長官の議会承認の手続きが始まる。一方、貿易面では米中のガチンコが始まった。トランプ氏は「中国は貿易障壁を下げるだろう」「税は相互的になり、知的財産権に関して取引が成立するだろう」とツイートしたが、中国を甘く見過ぎていないか。
▲写真 ボルトン国家安全保障担当補佐官 出典 Michael Vadon
▲写真 ポンペイオ新国務長官 出典 Gage Skidmore
〇 インド亜大陸
特記事項なし。今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。
トップ画像:ロシア国防相のセルゲイ・ショイグ氏 MCIS(モスクワ国際安全保障会議)出典 Ministry of Defence of the Russian Federation
【訂正】2018年4月12日
本記事(初掲載日2018年4月10日)の本文中、「3月10日に北朝鮮の外相が訪露。」「3月9日ボルトン国家安全保障担当補佐官始動。」とあったのは「4月10日に北朝鮮の外相が訪露。」「4月9日ボルトン国家安全保障担当補佐官始動。」の間違いでした。お詫びして訂正いたします。本文では既に訂正してあります。
誤:【まとめ】
・3月10日に北朝鮮の外相が訪露。
・金正恩の電撃訪露の可能性も。
・3月9日ボルトン国家安全保障担当補佐官始動。11日米韓協議。
正:【まとめ】
・4月10日に北朝鮮の外相が訪露。
・金正恩の電撃訪露の可能性も。
・4月9日ボルトン国家安全保障担当補佐官始動。11日米韓協議。
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