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北、核兵器開発本当に断念?

Japan In-depth / 2018年4月25日 7時0分

▲写真 ドイツメルケル首相とメキシコエンリケ・ペーニャ・ニエト大統領 2018年4月23日 出典 メキシコ政府

アルメニアでは週末に検察が違法デモの容疑で野党勢力指導者を拘束したが、首都エレバンではその後も大規模デモが続いているらしい。問題は民主主義制度の下での長期政権維持の弊害だ。アルメニアは2015年の憲法改正で実質的政治権力が大統領から首相に移されたが、今回はその前大統領が退任後も首相として権力を維持していた。何のことはない、プーチン氏のロシアと同じ構図である。人々が怒るのも当然だろう。案の定、同首相は23日辞任を発表した。

▲写真 辞任を発表した、アルメリアのセルジ・サルキシャン首相 出典 photo by Saemia

 

〇 東アジア・大洋州

22日からスウェーデン国王夫妻が訪日している。実は本日、在京同国大使館で両陛下を含む150人のスウェーデン閣僚、ビジネスマンに対し日本の安全保障政策に関する説明を行う機会を得た。驚いたことに、これら行事の公用語は英語だった。しかも、極めて流暢な。筆者が参加していたからではない。スウェーデンは凄い国だ。

23日に米韓合同軍事演習「Key Resolve」が始まる。24日には上海協力機構の会合が北京で開かれる。26-27日にはASEAN首脳会議がシンガポールで開かれる。そして、27日には遂に南北朝鮮首脳会議が開かれる。今週も東アジアから目が離せない。

 

〇 中東・アフリカ

旧友のNYTコラムニスト、トム・フリードマンが次回シリアをめぐり戦争が起きるとすれば、それはイスラエルとイラン間で戦われることになるだろうと書いていた。同感である。日本ではシリアにおけるイラン、特に革命防衛隊の活動の重大さ、深刻さが過小評価されているように思えてならない。

現在イランはシリア国内に40カ所近い拠点を有しており、イスラエルに対する直接攻撃能力を高めつつある。先日の米英仏による限定攻撃に示されるように、米国は対露戦争の引き金ともなりかねない対イラン攻撃は念頭に置いていない。だからこそ、イスラエルによるシリア国内のイラン拠点に対する攻撃が懸念されるのだ。

▲写真 トム・フリードマン 出典 photo by Charles Haynes

 

〇 南北アメリカ

先週もトランプ政権は内政上のごたごたに忙殺されているようだ。特に、トランプ氏の個人弁護士が家宅捜索を受けたことは重大であり、彼が刑事事件の容疑者となる可能性もある。もし、この弁護士が司法取引を行って、トランプ氏またはトランプ陣営の内情を暴露したら、それこそワシントンに激震が走るだろう。

先週は前FBI長官による暴露本が炸裂した。「A Higher Loyalty」という題名も意味深ではあるが、内容的に新味はないようだ。コウミー前長官は現在出版ツアーで全米を回っている。この人の文章を読んでいると、米国の本当のエスタブリッシュメントはケネディ家やブッシュ家ではなく、米国の法曹界ではないのかとすら思う。

▲写真 ジェームズ・コミー氏 出典 Federal Bureau of Investigation

▲著:JAMES MOMEY「A Higher Loyalty」 出典 photo by James Comey

 

〇 インド亜大陸 

 特記事項なし。今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。

トップ画像:河野太郎外務大臣と会談する文在寅韓国大統領 2018年4月11日 出典 韓国大統領府

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