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金正恩は本気か?迫る米朝首脳会談

Japan In-depth / 2018年5月1日 17時24分

 

 もし金正恩が本当に生き残りを望み、北朝鮮型の「改革開放」を主導して苦境を切り抜けようとするなら、彼が本当に核開発計画を放棄する可能性がある。そうであれば、逆に北朝鮮には最大の圧力をかけ続けるべきだ。金正恩が本気なら、如何なる犠牲を払っても、最後は核兵器計画の放棄を選択する以外、彼に方途はないからだ。

 

 南北の合意を調べていたら、最も古い例で1972年7月4日というのがあった。その次は1991年12月。これらの南北合意がニクソン訪中の5カ月後と、ソ連解体の13日前に当たっているのは決して偶然ではなかろう。過去の南北首脳会談は北朝鮮主導というより、韓国のリベラル派による確信犯的政策変更が多かったが、今回はどうか。

 

 いずれにせよ、4週間以内にも開かれる米朝首脳会談での金正恩の発言が今後の朝鮮半島を決める。韓国大統領に続いてトランプ氏までが「前のめり」にならないよう気を付けて欲しいと思うが、万一、金正恩が予想に反して「本気」である場合のことも考えておく必要がありそうだ。この場合、日本の対アジア政策は根本的再検討となる。

 

〇 欧州・ロシア

 

米国の鉄鋼・アルミ関税の対EU適応除外は暫定的なもので、5月1日には期限が切れる。フランスの四大労働組合は3日に政府が進める鉄道改革に抗議するという。あの国は今も労組が強い。あのようなやり方で良く国を統治できるものだと感心する。イタリアでは3日に連立政権協議が行われるという。あれ、まだ決まっていないのか。

画像)パリ市内のデモ 2018年4月3日 

出典) flickr  Hermann.Click

 

〇 東アジア・大洋州

 

毎年GWは日本の閣僚の外遊ラッシュだ。26日-5月4日に二階自民党幹事長がロシア、トルコ訪問、27日-5月1日に河野外務大臣がヨルダン訪問、29日-5月3日に安倍首相がUAE、ヨルダン、イスラエル、パレスチナ訪問、同じく29日-5月5日に薗浦内閣総理大臣補佐官がフランス、コートジボワール、ガーナ及び英国訪問が予定される。

写真)アメリカ新国務長官マイクポンペオ氏と河野外相(4月30日アンマンにて)

出典)河野太郎Twitter

写真)日本の農産物をUAEの大臣に紹介する安倍首相

出典)首相官邸Twitter

 

 一方、中国では29日-5月1日にメーデー(労働節)がある。5月に入ると、1-8日に佐藤外務副大臣がチャド、カメルーン及び中央アフリカを訪問、4-7日には 小野寺防衛相がエストニア、フィンランドを訪問する予定だ。当然ながら、主要国の在外公館は大忙しになる。国会議員のアテンドをしなくても良い最近のGWは最高である。

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