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日本人サポーターのゴミ拾いに賞賛

Japan In-depth / 2018年6月26日 18時14分

写真)ジャック・ラング元フランス文化大臣

出典)photo by Guillaume Paumie

写真)アンヌ・イダルゴ・パリ市長

出典)Anne HidalgoTwitter


親愛なる@Anne_Hidalgo、
東京から戻ってきました。あなたも何日かそこで過ごすべきです。清潔さのお手本となる町の一つだ。パリはそこからインスピレーションを得られるかもしれない。

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△ジャック・ラング氏のツイート


パリに比べれば、犬の糞もゴミの落ちていない東京の街並みに、ジャック・ラング氏はよほど感銘を受けたのだろう。

写真)パリの街並み

出典)Flickr:鈴木宏一

しかし、イダルゴ・パリ市長はそのツイートには直接答えず、その代わり「みなさん、次の土曜日は、パリの大掃除の日ですよ。」とツイートした。

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△イダルゴ・パリ市長のツイート

ジャック・ラング氏ももちろん承知のことだが、イダルゴ・パリ市長は就任した2014年から、パリの美化には大きく力を注いでいる。町の清掃職員の増員、3万個のゴミ箱を新たに設置、自動洗浄される野外のトイレを150カ所、24時間使えるように変更、12万5000個以上のポケット灰皿を配給など、ゴミの放置、犬の糞の持ち帰り、屋外での小便やタバコの投げ捨てなど、あらゆる点で対策を考え、街の美化を強化しているのだ。

それまでのパリは、犬の糞がそこら中にあり、尿臭い場所が多数あった。多くの観光客が訪れる街であるだけにこの点はよく指摘されていたのだ。しかし、イダルゴ・パリ市長が美化に力を入れるようになってきてから、一部はまだ問題があるところもあるにはあるが、大部分のパリが以前よりきれいになってきている。ニュースでも町をきれいにするための取り組みなども紹介されるようになってきた。

また、2017年9月からは市民による大掃除の日が設定され、清掃職員だけではなく市民自身が清掃することで日ごろから汚さないように心がける啓蒙活動も行われている。ジャック・ラング氏に東京に滞在してみるべきだと言われたイダルゴ・パリ市長だが、言われるまでもなく、既に2017年2月に日本を訪れており、日本滞在後にパリの清掃運動が始まったことを考えると、パリの大掃除の日のことをツイートして返答したのは、もしかすると「すでに東京からインスピレーションを受けて、実行していますよ」と言いたかったのかもしれない。

6月9日のパリ大掃除の日に、50の地域で掃除をするパリ市民たちの姿が映っているツイートでは、イダルゴ・パリ市長をはじめ、清掃職員に教わりながら清掃するパリの子供たちの姿も見てとれるだろう。

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