1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

7月27日、朝鮮半島で何が起きる?

Japan In-depth / 2018年7月14日 13時56分

戦争から平和への移行は、戦争終結の次に平和協定(条約)を締結、完成する。2段階を踏むことで戦後処理を行い、外交上、勝者と敗者の立場を卒業する。朝鮮戦争は休戦であるため勝敗はないが、終戦後に3カ国、または4カ国で平和協定を結び軍事境界線や非武装地帯を解消していくことが予想される。この流れが始まれば、朝鮮半島は一気に平和ムードとなる。


彼らの狙いは、一日も早い在韓米軍の撤退なのである。「終戦」が宣言された瞬間から在韓米軍の存在価値は低下する。在韓米軍は北朝鮮の南侵を防ぐため国連軍(米軍)がそのまま駐留する形で米韓が米韓相互防衛条約を締結し、米韓の軍事同盟の絆として存在してきた。



▲写真 在韓米軍ブルックス司令官を激励するトランプ米大統領 2017年11月7日 出典:U.S.Embassy & Consulate in Korea


現在、トランプ大統領は金正恩委員長の「朝鮮半島の完全な非核化」と引き替えに米韓合同軍事演習を中断したが、終戦が実現すれば、非核化は全く進まない状況で米韓合同軍事演習は永久中止され在韓米軍は縮小から撤退に向かう。信頼醸成の名のもとに、非核化はさらに遠い目的と化す。彼らは延々と「朝鮮半島の非核化」を唱えるだろう。オバマ氏の「核なき世界」と同じようなものである。


報道官談話は、非核化についてこう述べた。ポンペオ氏は今回、「シンガポール首脳会談の精神に反するように、CVIDだの、申告だの、検証だの言って一方的で強盗さながらの非核化要求だけを持ち出した」。北朝鮮に非核化に対する意志は、かけらもみえてこない。7月27日まで約2週間である。米国は「終戦宣言」を延滞したようだが、南北が当事者として終戦宣言を行う可能性がある。


 


トップ画像/金正恩書記長と面会するポンペオ米国務長官 2018年3月31日 出典:twitter @WhiteHouse


この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください