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非核化交渉の障害はトランプ氏

Japan In-depth / 2018年8月9日 1時11分


▲写真 北朝鮮から返還された朝鮮戦争で戦死した米兵の棺。65年ぶりの米本国への帰還をペンス副大統領が迎えた。(2018年8月2日ハワイ)出典:White House Facebook


トランプ政権内の温度差が大きくなりつつあることも気になる。これは北朝鮮だけでなく、対ロシア政策についても同様だ。北朝鮮の「段階的」「同時進行」を重視する交渉態度についてトランプ氏以外の米政府関係者は苦々しく思っていることだろう。交渉の最大の障害はトランプ氏自身であり、それは米国内政とも密接な関連がある。


日本は北朝鮮にどう向き合うべきか、とよく聞かれるが、日本は何が起きても動揺せず、「最大限の圧力」という今の立場を続けるべきだ。拉致問題進展のチャンスは必ず来る。それまでは北と接触を続け対話の可能性を探るしかない。米朝交渉が停滞すれば、北朝鮮の優先順位も変わる。中間選挙後にまた動きがある筈だ。



▲写真 日米首脳会談(2018年4月18日米・フロリダ州)出典:安倍首相Facebook


北は今後も核弾頭とミサイルの全ての面で秘密裏に開発計画を維持する可能性が高い。小型化、高性能化を進めると同時に、米との和平交渉を模索するだろう。これを止めるためには幾つか条件がある。米国には戦略的判断ミスを行わないよう働きかけ、中国には北に対する圧力を継続させ、韓国には前のめりの危険を諭す。言うは簡単でも実行は難しいだろうが・・・。


 


〇 欧州・ロシア


西欧は今週も本格的夏休みで特記すべき事項はない。


 


〇 中東・アフリカ


7日に米国の対イラン制裁が強化される。第1弾は自動車や鉄鋼などだが、11月には第2弾となる石油や金融の猶予期間も終わるという。その後もイランと取引を続けた企業には制裁金や米国での商業活動禁止が課されるのだろう。イラン国内が騒がしくなりつつある今、筆者にはイラン内政の動きが最も気になるところだ。


 


〇 東アジア・大洋州


今週は広島と長崎の週だ。国連事務総長が訪日し、安倍首相とも会談する。


 


〇 南北アメリカ


トランプ氏は2016年米大統領選中に長男がロシア人弁護士と秘密裏に面会した目的はクリントン民主党候補に不利な情報を得るためだったと認めたそうだ。あれあれ、以前はロシアの法律について話しただけと言っていたのに・・・。「完全に合法」だと主張するが、これがトランプ陣営とロシアとの合作でなくて何なのか?


ベネズエラで大統領の演説中に爆発物を積んだドローンが爆発した。同国政府は大統領暗殺が目的と断定したそうだ。犯行はコロンビアやベネズエラ亡命者が多く住む米フロリダ州との関係が疑われる右派勢力との見方だが、大統領暗殺計画にしてはちょっとお粗末ではないか。


 


〇インド亜大陸


4日からインドの対外関係相がキルギスとウズベキスタンを訪問する。16世紀初頭から北インド、17世紀末から18世紀初頭にはインド南端部を除くインド亜大陸を支配し、19世紀後半まで存続したムガル帝国の起源は中央アジアだったことを知れば、こうしたインドの動きもより深く理解できるだろう。


今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。


トップ画像:米朝首脳会談(2018年6月12日シンガポール)出典 White House Facebook


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