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「都ファ、都民の期待とズレ」音喜多都議 都政改革を考える その1

Japan In-depth / 2018年11月26日 0時0分

西村: 数値目標は本当に意味不明です。私もここで書いたりKPIウオッチ活動などしていますが、行動が変化した人がどれくらいいたか、登録企業における数字の変化、政策の前後比較もありません。


音喜多議員: 登録企業数が増えたからというのはどうかと思います。そもそも都民の「実感値」としてどうなのか?その意味で「時差BIZ」は浅いと思います。都庁も働き方改革をやっているのですが、残業時間は目に見えて減っているのか。都庁職員や議員から始めればいいのにと思います。


そもそも、議会事務局の職員の働き方改革です。(私も書いたのですが)開始時間が13時。そうすると21時まで、となる。これでどうやって職員が保育園にいけるのか?10時スタートにすれば3時間の前倒しが可能になります。



▲写真 イメージ(サラリーマンの帰り道) 出典:Photo AC; Maru-ume


 


■ 村社会の議員?


音喜多議員: 本質的な改革が進んでいません。そのほかもそうです、一事が万事。非公開の会議はいまだ非公開ですし、いま取り組まれている議会改革条例も成立までに時間がかかるでしょう。


そもそも、都民ファーストの失敗は、変え方を都議会の古いフォーマットにのっとってやろうとしたことだと思っています。古いルールのままで改革をやってしまうと、慣習やわけのわからないしがらみに悩まされます。相手の土俵に乗ってしまったと言えます。ルールを変えるのが都民の期待だったのに、と思います。


なので、思い切った改革になっていない。突き抜けないことは・・・都民には期待できない。最初のところで戦わないといけなかった。議員たちも大企業病という感じに(なっている)。


西村: 権威主義社会に取り込まれているということか?


音喜多議員: 発信していかないとわからなくなる村社会だと思っています。「村の中」で誉めあっていて満足していて、都民の期待に応えている気になっているようにも思えます。都民との期待との決定的なずれに気づいていないのではないでしょうか。


色々な会合に行ったとしても、皆さん立場があるから、都議に対して厳しいことを言ってはきません。利害関係ない人、厳しい考えを持っている人からの意見が大切です。(そういう人からの意見は)議論のレベルも本質をついているケースが多いです。


<次回に続く>


トップ写真:東京都議会 出典:Flicker Wei-Te Wong


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