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韓国文政権に激震 与党議員疑惑

Japan In-depth / 2019年1月26日 19時0分


▲写真 洪永杓(ホン・ヨンピョ)「共に民主党」院内代表 出典:国会研究所


23日にも孫議員は、木浦の老朽化した博物館予定建物(ゲストハウス「チャンソン荘」)ですべての疑惑に答えると大見得を切って1時間30分の記者会見を行ったが、単なる独演会で終わり、むしろ疑惑を深めた。


孫議員の最大の問題点は露骨な「利益相反」行為だ。彼女は文化財庁に影響力を行使できる国会文化体育観光委員会の与党幹事でありながら、「木浦文化財通り」が公示される直前から、自身の夫の財団及び補佐官、親戚などの名義で建物と土地25件を買いあさった。家2軒を買っても重課税されるというご時世の韓国で、国会議員が、それも直接利害関係をもつ委員会所属の国会議員が、家族・親戚と知人名義で不動産を25カ所も購入したことを、妥当な行為とみなせるはずはない。


韓国検察は22日、孫議員が政治圧力をかけて「木浦文化財通り」指定を行ったのか、また、指定建物の購入前に関連情報を手に入れていたのかを中心に捜査を開始した。


 


■ 事あるごとに「金正淑氏と同級生」を口走る孫議員


クロスポイントの代表でもある孫惠園氏は、2006年頃から螺鈿漆器の収集を始めた。収集家として知られているだけでなく、それを政財界に売り込む有能な「営業ウーマン」としても有名だ。「韓国工芸の法古創新(温故知新)」のテーマで、孫惠園氏が芸術監督を務めた展示会が2013年4月8日から6日間ミラノの「トリエンナーレデザイン展示館」で開かれたこともある。


彼女はまた「商品命名家」としても知られている。さまざまな商品のブランド名を手がけ「共に民主党」という名前も彼女が命名したとのことだ。また文大統領名が刻まれた贈答用腕時計をはじめ、文大統領夫人・金正淑氏のハンドバッグなど小物類に至るまで彼女がデザインした螺鈿作品が使われている。


彼女は2016年の国会議員選挙で「共に民主党」から立候補して当選すると、1年生議員であるにもかかわらず、なぜか国会の文化体育観光委員会幹事に大抜擢された。巷では文大統領夫人の後押しがあったのではないかと言われている。そしてこの幹事の権限をかざして螺鈿漆器の展示を韓国国立中央博物館に強く迫った。当然拒否されたのだが、今度はその担当幹部職員を政治力で解職させる「暴挙」まで行ったという。


彼女は自分の力を誇示する時には必ず「私は文大統領夫人の金正淑氏とは淑明女子高等学校(江南区 道谷洞)の同級生だ」と喧伝していたという。その度合いがあまりにも頻繁なので、周囲の人たちは韓国でヒットした映画「タチャ(いかさま師の意、2015年)」が頭に浮かぶという。この映画で女いかさま師の一人が、口を開くと韓国某名門女子大卒だと言いふらしながらいかさまを続けていたからだ。


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