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韓国反日感情、非は日本側に非ず

Japan In-depth / 2019年2月18日 23時9分


▲写真 ベトナムで爆弾を投下するアメリカ空軍のボーイングB-52 出典:Official United States Air Force Website


米軍はこの種のレーダー照射を英語でlock onと表現していた。つまりカギをかけるように攻撃目標として捕らえるという意味だった。米軍機がlock onされれば、それはもう敵がこちらを撃つために照準を合わせたことであり、瞬時に自衛のために攻撃に移る、ということなのだった。


だから照射を受けた自衛隊機は韓国軍からすぐに実射攻撃を受けてもおかしくなかったのだ。韓国軍のそれほど異様な行動だったのだ。韓国側のこのような日本に対する言動に共通するのは日本への憎悪、悪意、敵意である。一言にまとめれば反日だといえよう。日本はそれに対応すべきか。日本側の一部には「あくまで冷静に」とか「丁寧な無視を」という、結局はなにもしないことを提唱する声も強い。だが現実には韓国からすれば、日本にはなにをしても、なにを言っても、反発はないから大丈夫だという意識が明らかに徹底している。日本が相手ならば、どんなことをしても安心だという認識である。だから日本側への不当、無法の攻撃は果てしなく続き、さらにエスカレートしていくこととなる。


さてでは韓国の反日とはいったいなんなのだろう。なぜ反日なのだろう。


日本側では長年、韓国民が日本に悪感情を抱くのはひとえに日本の過去の行動、とくに日韓併合による朝鮮半島の統治の歴史が原因だとする考察が主流だった。あるいは戦後の日本側の韓国へのネガティブな言動が原因だとする考察も多かった。要するに非は日本側にあるという認識である。


ところがまったく異なる見解も存在する。しかもその見解は日本側でも韓国側でもない中立の第三者が発表しているのだ。その見解は簡単にいえば、韓国の反日感情は非は決して日本側にはない、原因も日本側になないのだという斬新な分析である。


つまりは「日本側の好ましくない言動が韓国側の反日を引き起こしている」という日本側の年来の考察の否定なのである。アメリカ人の政治学者による見解だった。その見解はワシントンで大きな波紋を広げた。


2015年6月のことだった。東アジア研究専門のアメリカ人政治学者で韓国の釜山国立大学准教授のロバート・ケリー氏は、「なぜ韓国は日本への脅迫観念にこれほどとりつかれているのか」と題する論文を発表した。アメリカの政治雑誌「ナショナル・インタレスト」など数誌に載った同論文はまさに韓国の反日の本質を論じていた。


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