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「不正調査問題 事実関係解明と再発防止を」自民党筆頭副幹事長稲田朋美党総裁特別補佐

Japan In-depth / 2019年2月23日 19時5分

 



▲写真 ©Japan In-depth編集部


 


細川氏は改めて厚生労働省の不正調査問題について言及し、「『これが国民に分かった時にどういう反応が国民からくるのか』といった対国民への意識が、役人には足りない。」と述べ、現在の政と官との関係の在り方を聞いた。


 


これに対して稲田氏は「防衛省でも厚生労働省でも、大臣・副大臣や政務官との信頼関係をすぐに作るのは難しい」とはしたものの、「政治家は最も有権者に近い立ち位置にいる」と述べた。「例えば日報問題だったら『あるものは出す』というのが国民に近い政治家の感覚。そういったことをしっかり伝えるのが重要であり、それを行政側も受け止めるべき。政と官の信頼関係は基礎になるもの」と話し、政と官との間により深い信頼関係を築いていく必要があるとの考えを示した。


 


細川氏はこれを受け、「稲田氏は大臣時代、そういった信頼関係を作るために特別に気を付けたことはあるか」と聞いた。


 


これに対して稲田氏は「一年間だったが、課題点を共有する為に幕僚長らとの会食を週に一回はした。出来るだけ現場の部隊を視察するようにも心掛けていた」と話し、現場とのコミュニケーションを図っていたとした。


 


細川氏は続けて、与党である自民党内で総裁特別補佐や党筆頭副幹事長を務める稲田氏の立場にも触れ、「国民の中には安倍総理を遠く感じるようになった人もいるのではないか」と、安倍政権の長期化に伴う懸念を示した。


 


自民党が政権を取り戻した第二次安倍内閣で行政改革担当大臣を務めた稲田氏は、自民党内の当時の様子について「閣議では誰も笑わないくらいの緊張感があった」「3年3か月の野党時代を経て一致団結した」などと話した。


 


これを受けて細川氏は「今、緊張感が少し緩んでいると感じる瞬間はあるか」と聞いた。


 


稲田氏は「自民党内にも色々な意見があり、反対意見も自由に主張できる」と述べ、「若手議員にもしっかり自分の意見を言ってもらいたい。それにより党内に緊張感が生まれる」と述べ、党内での活発な議論によって生じる緊張感が不可欠との見方を示した。若手議員への期待に加えて「女性の議員にも頑張って欲しい」と述べ、「政治自体まだまだ男性がやるものという意識がある。女性議員も甘えていないか。」と話し、働き方改革や国会改革を通して女性議員の活躍を推進する必要があるとの考えを示した。


(この記事はラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」2019年2月16日放送の要約です)


 


「細川珠生のモーニングトーク」


ラジオ日本 毎週土曜日午前7時05分~7時20分


ラジオ日本HP http://www.jorf.co.jp/index.php


細川珠生公式HP http://hosokawatamao.com/


細川珠生ブログ http://tamao-hosokawa.kireiblog.excite.co.jp/


トップ写真:©Japan In-depth編集部


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