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米で好調第4の植物性ミルク

Japan In-depth / 2019年3月18日 18時0分


▲写真 Oatlyの商品ブース 出典:筆者撮影


25年前にスウェーデンにできたオートミルクの会社 。2年前にアメリカに進出した小さな会社だが、アメリカでオートミルクを売り出すと、あまりに売れすぎて、供給が追いつかなくなるほどになった。当初は、ニューヨークの10店舗でのみの取り扱いだったが、現在はアメリカの約2,500ものコーヒーショップで使われている。アメリカの大手ホームセンターTargetやオーガニック・自然食品スーパーのWhole foodsがOatlyのオートミルクを販売しているが、どちらのスーパーでも商品が入ると、即日売れてしまうことが多いという。


Oatlyは、2018年9月時点で、生産量が前年比1,250%増加したが、生産が需要に追いつかないため、来月ニュージャージー州に1,000万ドルをかけた工場ができる。この工場ができることで、これまでの8倍ものオートミルクの生産が可能になると見込まれている。


カリフォルニアに住むAmyさんは、オートミルクを1年前に初めて試してから、すっかりオートミルクの虜になった。「オートミルクは植物性ミルクの中で、1番味が美味しいと思う。すごくクリーミーで、コーヒーやカフェラテとの相性も抜群よ。他の代替ミルクに比べると、水っぽくないのも良いわ。最近、近くのコーヒーショップでもオートミルクが入ってきたのが嬉しい」と語る。


このオートミルク人気は、アメリカだけではない。すでにヨーロッパでは、大手コーヒーチェーンのスターバックスが、去年からオートミルクを導入した。これは、顧客からの要望が相次いだからだという。アメリカのニューヨーク、シアトルなどの一部のスターバックスリザーブ店でも、今月からオートミルクがカスタマイズの新しい選択肢として、登場した。


米スターバックスの広報によれば、オートミルクはなめらかな味わいがライトローストコーヒー、ダークローストコーヒーどちらにも合い、スチームミルクにすると、クリーミーでまろやかになり、ラテやカプチーノ、エスプレッソなどとも相性が良い、という。


他にも、今年に入り、他の植物性ミルクの会社が、オートミルクをこぞって売り始め、中にはオートミルクの人気にあやかって、オートミルクでできたアイスクリームやクッキー、ヨーグルトを売り出す所も出てきた。



▲写真 オートミルクを使用した商品も発表されていた 出典:著者撮影


今、アメリカで大注目されているオートミルク。それぞれが求めるライフスタイルに合ったミルクを、自由に選択できる時代。ソイミルク、アーモンドミルクに続いて、今後、オートミルクは第4のミルクとして地位を確立できるのか。また、日本でもオートミルクが注目される日が近いかもしれない。


トップ写真:様々な種類の植物性ミルク 出典:筆者撮影


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