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驕るワイドショー久しからず

Japan In-depth / 2019年5月10日 18時0分

依存症の問題に戻ると、特定の依存症の人を叩いて叩きまくることで、何かが解決するわけではないだろう。依存症は病気であり、適切な治療を行い、社会に復帰してもらう道筋を作ることが重要だと私は思う。結果としてそれが社会の為になるからだ。


厳罰化で犯罪が無くなるなら、死刑がある日本で殺人が起きないはずだが、そんなことはない。危険運転致死傷罪があるからと言って飲酒運転は無くならない。


社会の課題を少しでも減らす、もしくは未然に起きないようにするために、みんなで知恵を出し合うことが必要なのだ。


インターネット社会で、メディアも厳しく市民にチェックされる時代になった。市民がSNSで簡単に声を上げることができる時代だ。メディアが情報を垂れ流しにして後は知らんぷり、という時代はもう終わった。


今、番組制作者に求められているのは、社会で起きている様々な課題に対する感度であり、それを解決しようとする熱意だ。安易にビッグニュースに飛びつき、誰かをスケープゴートにするような番組はいずれ淘汰されよう。それで視聴率が稼げると思ったら大間違いだ。


テレビ局にもよるが、情報番組はニュースを制作している報道局が直接制作せず、外部プロダクションが制作することが多い。私は、報道局が情報制作局と合体し、ニュースも情報番組も同じ局が制作した方がいいと思う。厳しい報道倫理の下に、情報番組も制作されるべきだろう。


「それでは情報番組が面白くなくなる」、そんな声が聞こえてきそうだ。しかし、「面白いこと」が正義なのではない。「社会の為になること」が正義である。その様な番組が支持される時代になっていると筆者は感じている。


 


トップ写真:情報ライブ ミヤネ屋! 出典:読売テレビ 情報ライブ ミヤネ屋!公式HP


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