「拉致問題軽視に懸念」中山恭子参議院議員
Japan In-depth / 2019年5月20日 18時0分
中山氏は、「総理ご自身がそこまで割り切ってはいないと期待しているが、外交関係としてはそういった方向で動いている可能性は強い」と述べた。中山氏によると、「無条件の日朝首脳会談実現」は、安倍総理が拉致問題を軽視することを必ずしも意味しない。安倍総理が金正恩委員長に直談判することは、拉致問題解決にとって意味のあることだからだ。ただし、会談のお膳立てをする段階で、拉致被害者救出が軽視される可能性については懸念が残るという。
中山氏は、北朝鮮は拉致被害者を「自分のもの」と考えていることだと指摘。そうした相手にただ「返してくださいというお願いするだけでは帰ってこない」。「もっと違った交渉」が必要になると述べた。
中山氏は今期をもって政界を引退する。長年、拉致問題に関して中心的に活動してきたが、「一番無念なことは、この長い年月、状況が全く動いていないこと。被害者のご家族の様子を見ると残念な思いがある」と述べた。
細川氏は、「立場は変わられるが、被害者のご家族の方々を励ましながら、ご活躍いただきたい。」と述べて、対談を締めくくった。
(この記事はラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」2019年5月18日放送の要約です)
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写真:©Japan In-depth編集部
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