富豪のドラ息子ムニューシン トランプ政権「行く人来る人列伝」その8
Japan In-depth / 2019年6月7日 8時33分
大原ケイ(英語版権エージェント)
「アメリカ本音通信」
【まとめ】
・米財務長官富豪意識抜けず、夫婦旅行等に政府専用機使い、批判浴びる。
・米中貿易戦争で中国不利主張。移民対策の対メキシコ関税措置に反対。
・トランプ納税書の提出拒否で腰巾着ぶり発揮。自身への刑罰の恐れも。
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スティーブ・ムニューシン(財務長官)
ロシア政府との癒着度: 無し
ドナルド・トランプとの親密度:★★★
任務に対して有能か : ★
任期を全うできそうか : ★★★
先月ニューヨークのオークションハウス、クリスティーズでジェフ・クーンズの「ラビット(ステンレス製のうさぎの彫刻)」が存命アーティストの作品では史上最高額となる約100億円で落札された。
買ったのはロバート・ムニューシンなる初老の男性。現財務長官、スティーブ・ムニューシンの父親だ。今でこそアートディーラーをやっているが、長らくゴールドマン・サックスの役員を務めていた大富豪で、今は息子のことで胸を痛める毎日だろう。
息子のスティーブは親の七光りでイェール大学に入り、縁故採用でゴールドマン・サックスに就職し、その後ドナルド・トランプの事業などに投資するヘッジファンドを設立。気ままな富豪のドラ息子として、ハリウッド映画のプロデューサーをやったこともあり、スコットランド出身の二流女優だったルイーズ・リントンという年下のブロンド女性と再々婚した。
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