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五輪チケットはBlack Box? 東京都長期ビジョンを読み解く!その70

Japan In-depth / 2019年7月1日 11時0分

 


■ブラックボックス?を変えるのは誰?



しかし、東京五輪の理念を確認しよう。



出典:TOKYO 2020 大会ビジョンより



さらに、持続可能性については・・・



出典:TOKYO 2020 大会組織委員会 持続可能性進捗状況報告書より



こうしたコンセプトに照らし合わせると、大変失礼な言い方になるが、「ブラックボックス」的なところは疑義を感じる。情報公開は、これらの理念を実現するための「前提」ではないかなと思うのだ。



「全員が自己ベスト、多様性と調和、未来への継承が3つのコンセプト」と言っているが、情報公開がなければ未来へ継承するものが何かもわからないし、継承しようがない。



確かに情報公開のコストはかかるだろう。忙しい担当者たちの時間を浪費してしまう。


しかし、「情報公開」は、「民主主義社会を維持するためのコスト」でもあるのだ。



そもそも税金を入れている。国民・都民1人当たりの金額はここでは言わない。建設関係の費用、建設された施設の今後の維持管理費などなど、とてつもない費用がかかる。多くの国民の税負担は薄く、スポンサー企業や関連の少数の人たちの恩恵は深いという感じだ。



▲写真:東京都庁(筆者撮影)



この「ブラックボックス」、どうにかならないのだろうか。担当者のちょっとの作業でオープンになるはずである。終了後に公開されるといっても、職員はそれぞれの出身母体企業に戻っているうちに、筆者の求める情報が公開されるかは疑問である。なので、個人的に、署名キャンペーンを開始してしまいました(笑)今のところ、賛同者は少ないですけどね。



五輪・パラリンピックの正当性を高めるため、そして、令和最初の国家的イベントを未来志向、民主主義を体現する意味で正当性をアップさせるチャンスだと思うのだが・・・。



森さん、武藤さん、小池さん、出番です!!!ご決断を。



トップ写真 出典:TOKYO 2020 ホームページより


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