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「トイレ臭い!」レガシーになる?五輪会場~東京都長期ビジョンを読み解く その73

Japan In-depth / 2019年8月21日 18時0分

この実証実験では「国際トライアスロン連合が定める基準の最大21倍の大腸菌、国際水泳連盟が定める基準値の最大7倍のふん便性大腸菌が検出」など、結構深刻だということがわかっていたはずなのだが抜本的な対策が見いだせず・・・であった。


アスリートファーストからみたら、何それ?という感じだ。絶対に泳ぎたくないというのが本音だろう。



■ 誰が考えた?想定内って?=何もしなかった


しかも、こうした事態を関係者は「想定内」ということ。


想定したのはいつの時点なのかと疑問に思った。トライアスロン、オープン・ウォーター・スイミングをお台場で開催することは「コンパクトな五輪」と決まったところで、ここしかなくなってしまったわけだ。2016年の五輪にも応募した時にもコンパクトな五輪ということだったので、相当前になるだろう。2006年3月8日に東京都議会でオリンピック開催招致を決議しわけだから、となるともっと前、15年くらい前となる。


場所を決めてから、15年間、現場が頑張ってこられたのだろう。執行部の方針と予算の範囲内で。


となると問題は経営層になる。「海洋を取り戻す」という本気の政策・施策・事務事業・取組を予算をかけて、重点的にやってこれなかったということだろう。



▲写真 東京都庁第二庁舎 出典:Wikimedia Commons;Miyuki Meinaka



■ 今からでも伊豆諸島や福島にうつせないのか?!


そもそも




オープン・ウォーター・スイミングとは、海、川、湖など、自然の水域で行われる長距離の水泳競技である。国際水泳連盟が定める競技規則のもと、国際的に統一されたルールで行われる点で、遠泳とは異なる。OWSと略される(wikipedia)



とのこと。


その魅力はというと、




プールでの競技と異なり、自然の中で行なわれる競技なので、体力 やテクニックはもちろん、海流や水流などを意識して進路を泳いで行く難しさがオープンウォータースイムレースの魅力のひとつです(日本国際オープンウォータースイミング協会HP)



とのこと。少しかじったことがある筆者からすると、確か、自然に感謝し、自然の恩恵を受けながらスポーツと環境の共生を心がけるという理念のスポーツだったと思う。



▲写真 オープンウォータースイムレース(イメージ)出典:Wikimedia Commons;Elekes Andor


トライアスロンも同様だ。自然あってこその競技である。


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