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覆面禁止法という判断ミス

Japan In-depth / 2019年10月8日 21時41分

この香港の惨状を見てJapan Times紙に筆者が書いたのが「Simple, serious and fatal mistakes in politics」というコラムだ。世界各地で「勢いと偶然と判断ミス」による間違った政治判断がまかり通っていると書いた。時間があればご一読願いたい。


 


〇 アジア


NBA(米プロバスケットボール)の関係者が香港のデモを応援する内容をツイッターに投稿、中国のファンや企業パートナーから非難が相次いだため、話が大きくなった。NBAが「中国の多くの友人やファンの感情を深く害したことは遺憾」としたからだ。


これに対し、連邦議員の一部は「中国は経済力を盾に、米国にいる米国人の発言を検閲している」、「NBAは金のために中国に謝罪している」などと非難したそうだ。スポーツと政治、永遠の問題だが、皆さんはどちらが正しいと思いますか。


 


〇 欧州・ロシア


冒頭ご紹介した英語コラムにも書いたが、英首相はEU離脱に関する新提案なるものを発表した。読めば読むほど、一見良く出来ているようで、殆ど実行不可能な内容ではないかと危惧する。これが黄昏の大英帝国の断末魔なのか。


 


〇 中東


遂に米軍がシリアから本格的に撤退を始めた。ということは、これまで対ISIS戦を一緒に戦ってきたクルド勢力を米国が見捨てるということだ。米軍は去るから良いだろうが、残されたクルド勢力はトルコに虐殺されるに決まっている。こんなこと、戦争を始める前から分かっていたことだ。米国に騙すつもりはなかったのか、騙されたクルドが悪いのか。ならば、そもそも、なぜクルド勢力を利用したのか。本当に胸が痛む。


 


〇 南北アメリカ


トランプ政権がまた窮地に陥っている。といっても、こんなこと既に年中行事化しつつあり、一々驚いている暇はない。今回の特徴は、遂に下院民主党が大統領弾劾のための調査を本格化させつつあることだ。しかし、トランプ陣営もエゲツナさでは誰にも負けない。このままではトランプ氏以上にバイデン元副大統領が傷付くだろう。トランプ氏の本音はバイデン以外の女性候補ではなかろうか。まだ大統領選でトランプ氏が再選される可能性は十分あると見る。



▲写真 バイデン元副大統領 出典:Flickr; Gage Skidmore


 


〇 インド亜大陸


特記事項なし。今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。


トップ写真:香港でのデモの様子 出典:Flickr;Studio Incendo


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