「総理の判断を正しい方向へ導く」内閣総理大臣補佐官木原稔衆議院議員
Japan In-depth / 2019年10月13日 17時2分
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次に細川氏は緊迫する中東情勢に関して、アメリカとの同盟関係や今後の日本政府の対応について聞いた。
木原氏は、中東地域から日本の石油の8割以上を輸入していることもあり、「中東地域における緊張の高まりは日本にとってはマイナスだ」と懸念を示した。加えて、木原氏はサウジアラビアの1日の石油採掘量の6%がストップしたことが石油価格に響いた事に触れた。今回はサウジアラビアの緊急増産やアメリカの備蓄開放により、世界の原油市場は大きなダメージを回避することが出来た。しかし木原氏は「日本にとってエネルギー安全保障は極めて重要だ」と強調し、「国際社会の平和と繁栄にとって中東問題は喫緊の課題だ」との考えを示した。
又、木原氏は中東問題は世界経済につながる問題だとして、日米同盟を堅持することが必要だとし、「日本はアメリカとイランの両国と良好な関係を築いている。敵対するアメリカとイランの間に入って、友好的関係を築いてもらうための役割を果たしていくべき」と述べ、中東地域の安定に日本が積極的に貢献していくことが必要だとの考えを示した。
これに対して細川氏は「安易に有志連合には加わらないということか」と聞いた。木原氏は「イランも日米同盟については勿論理解している。イランに事情を説明をしながら、常日頃の人脈やコミュニケーションを活かして円滑に進めたい」と述べた。そして、日本主導で日本がどういう立場をとるか考えていきたい、との考えを示した。
こうした緊迫した国家安全保障上の問題、特に石油に関わる中東問題は日本にとって重要な問題だ。一方で、北朝鮮のミサイルも頻繁に行われて慣れてしまっていること、中東情勢もどこか身近な問題には感じにくい部分があるのもまた、事実だ。細川氏はこうした重要な問題について国民にどう理解してもらいたいか、聞いた。
木原氏はまず第一に、「日本では当たり前のようにエネルギーが供給されているが、当たり前ではないということを伝えていきたい」と述べた。又、各国と粘り強く対話を続け、中東地域の緊張緩和を目指したいとの考えを示した。そして、「これは大変だが非常に重要な仕事であり、世界平和に繋がる。内省的にも外交的にもこの仕事を理解してもらう必要がある」と述べた。
(この記事はラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」2019年10月12日放送の要約です)
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