1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

シリア米軍撤退終わらぬ戦争

Japan In-depth / 2019年10月23日 8時28分

今週のハイライトは何と言っても即位礼正殿の儀とそれに合わせて来日する各国要人との一連の首脳外交だろう。安倍晋三首相は21日に23人、25日までに合計50人の各国要人と会談するらしい。ご苦労様としか言いようがないが、その中には中国の国家副主席、韓国の首相も含まれるから、単なる儀礼外交ではなさそうだ。



▲写真 即位礼正殿の儀参列者との二国間会談(アウン・サン・スー・チーミャンマー国家最高顧問)出典:首相官邸HP


 


〇 アジア


案の定、香港でまだデモが続いている。マスク禁止法なんて作るからこんなことになる。香港政府の高官も北京の共産党首脳も、まがりなりにも言論の自由が保障されてきた社会で起きるデモを如何に封じ込めるかについて「想像力(イマジネーション)」を欠いていると痛感する。このままではデモは続くが、香港は地盤沈下するだけだ。


 


〇 欧州・ロシア


最近、一体英国はどうなっているの、という質問を良く受ける。これに対しては「ラグビーを見てほしい」と答えることにしている。ラグビーに英国の統一チームなんてないでしょ?ウェールズ、イングランド、スコットランドはそれぞれ別チームでしょ。こんな国がEU離脱で統一見解なんて出せる訳ないでしょ?実に乱暴な議論ではあるが・・・。


 


〇 中東


朝日新聞はこう書いた。


先週日本政府はイランに配慮し米国が主導する『有志連合』構想への参加を見送った。派遣もホルムズ海峡は避け、防衛省設置法の『調査・研究』目的で、情報収集の強化を目的とする。米国防総省は「別々の行動を希望するなら、その努力を歓迎する」「すべてのパートナーが緊密に連携し、情報共有を続けることを求める」と述べた。


更に、米第5艦隊元司令官が「日本が有志連合に参加しなくても、米国や他国と調整すれば、ずっと効果的に日本の船舶を守ることができる。日米は相互運用可能な装備を多数保有し、情報共有の仕組みもある。有志連合と、日本のような単独国の情報共有が最重要だ」などと語ったそうだ。後半部分は良く分からない記事だなあ。


元司令官のコメントなど報じても仕方ないだろう。恐らくは公式見解が取れなかったのか。いずれにせよ、日本政府の対応は、良く言えば「バランスの取れた絶妙の措置」だが、悪く言えば「どれも中途半端。トランプ政権でなかったら、対米、対イランの双方で深刻な問題が生じたかもしれない」程度の歯切れの悪い措置ではなかろうか。


この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください