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「義務教育後の”進路の複線化”目指す」萩生田光一文科相 下

Japan In-depth / 2019年11月11日 9時15分

細川氏は、「社会を知らない人が、社会で生きていくことを教えることに不満がある」と述べて、教壇に立つ前に社会経験が必要だと訴えた。教職課程のカリキュラムの見直しについて、萩生田氏に具体的な政策方針を聞いた。


萩生田氏は、学生時代の学びと内定後の研修の、両方が重要だとした。後者について、「区役所の窓口で納税者の皆さんと接してみるとか、現場に行ってみて怒られてみるとか」と例示した。加えて、教員免許を取得しながら民間就職をした人に「教育現場に戻って来てもらう仕組みを作ってみたい」と述べた。



▲写真 ©️Japan In-depth編集部


 


■ グローバル人材育成


次に細川氏は、グローバル人材の育成について「ようやく小学校で英語の授業ができるという段階だ」として、遅々として進まないグローバル人材育成の現状を批判した。また、日本人には「議論する力」が不足していると述べた。「テクニックとしての言葉だけではなく、中身がきちんと熟成されていない。これは教育の問題だと思う」とした。


これに対し、萩生田氏はまず、「グローバル人材とは、ただ単に英語ができればいいわけではない」という細川氏に同意した。「社会科、理科、国語、こういったものの中にも英語必須にしていく大きな意味をきちんと貫いて、教材も含めて充実させていきたい」と述べた。


「議論する力」の育成に関しては、「子どもたちが小さい時からトレーニングをしていく必要があると思う」と述べた。そのためには、トレーニングの必要性を教育現場で共有し、教員が実践することが重要だとした。


萩生田氏は、小学生が国会を見学に訪れた時のエピソードを語った。「『質問ありますか』と言うと、誰も手を挙げない」。一人二人とやりとりをしているうちに、次第に発言が増えたという。「これが今の日本人の姿だ。これから国際社会に出ていくと、外国の人たちはどんどん自分たちの主張をしてくるから、そんなことではだめだよと、現場で教えている」と述べた。


細川氏は最後に、「子どもたちは、これからどうにでも、磨けば輝いていく」と述べた。新しい文科大臣に、新しい教育への期待を託して、対談を締めくくった。


(上はこちら。全2回)


(この記事はラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」2019年11月9日放送の要約です)


 


「細川珠生のモーニングトーク」


ラジオ日本 毎週土曜日午前7時05分~7時20分


ラジオ日本HP http://www.jorf.co.jp/index.php


細川珠生公式HP http://hosokawatamao.com/


細川珠生ブログ http://tamao-hosokawa.kireiblog.excite.co.jp/


トップ写真:©️Japan In-depth編集部


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