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米中貿易戦争の本質は覇権争い

Japan In-depth / 2019年11月12日 18時0分

 


〇アジア


 


香港でデモと取り締まりの暴力化、過激化が進んでいる。いくら正当防衛だと主張しても、無防備の学生の胸部にいきなり発砲する警官の姿は衝撃的だ。北京にはこの騒動は香港当局が収束させるべしという強い意向があるのだろうか。このまま過激化すれば、学生たちは庶民の支持を失い、香港経済が衰退するだけなのに・・・。



写真)Yeung Uk Roadでの抗議者と警察の衝突


出典)Flickr; Studio Incendo


 


〇欧州・ロシア


スペインの今年2度目の総選挙で極右政党ボックス(VOX)が議席を倍増させる一方、穏健左派の与党社会労働党(PSOE)の議席は過半数に満たなかったそうだ。要するに、左右どちらも過半数に届かず、組閣協議が再び難航する可能性が高いらしい。これは欧州政治にとって何を意味するのか、とても気になるところだ。


 


〇中東


 


イランについては、国際原子力機関がイラン国内の未申告の場所からウランが検出されたと発表、再びイランの秘密核開発活動の可能性が浮上した。一方、ロウハーニ大統領は南西部フーゼスタン州で大規模油田が発見されたと発表。推定埋蔵量は530億バレルで、これが事実ならイランの埋蔵量は2000億バレルを超える。


 


この発表のタイミングがIAEAのウラン疑惑指摘と関連するか否かは現時点では分からない。唯一言えることは、イランが引き続き世界有数の産油国であり続け、そうであれば秘密裏に「核兵器開発」そのものではないにせよ、核兵器開発のための「技術」の習得努力を続ける可能性があるということだ。イランを甘く見てはいけない。


 


〇南北アメリカ


 


メキシコ外務省は先日辞任表明したボリビア大統領のメキシコ亡命を認めると発表したそうだ。モラレス前大統領の辞任は軍によるクーデターだとし、電話による亡命申請を人道的見地から認めたという。このところ南米諸国の内政に不気味な変化が見られるのだが、これは何を意味するのだろう。問題は北米だけではないらしい。



写真)エボ・モラレス元ボリビア大統領


出典)Flickr; Cancillería del Ecuador


 


〇インド亜大陸


 


特記事項なし。今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。


 


 


トップ写真)米中の貿易に関するディスカッション


出典)USTR Twitter


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