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真夏五輪「暑さ指数」最悪に

Japan In-depth / 2019年11月20日 13時11分

地球の温暖化の進行で日本の夏はどんどん猛暑化している。例えば今年の7月23日の熊谷市の気温は41.1度で23日までに亡くなった人は少なくとも30都道府県で94人、救急搬送者は16日~22日の1週間で2万2647人に上っていた。そもそも夏のオリンピックは無理だったのだ。


また、環境省は五輪期間中の新国立競技場の熱中症は2019年の場合、「熱中症最悪25日超」と公表。同期間中の熱中症を示す国際指標の「暑さ指数」で最も高い危険性がある「暑さ指数31」に達した日が新国立競技場など4ヵ所で25日以上あったという。また日本体育協会では「指数25-28」を「警戒」、「28-31」を「厳重警戒」、「31以上」は「運動の原則中止」と定めているのだ。なぜそんなことをわかりながら真夏の五輪を選んだのか、五輪関係者の見識が疑われても仕方があるまい。


結局は、最も気候の良い秋はアメリカや欧州のテレビ局が自国開催のスポーツ「大リーグ、サッカーなど」のため放送枠を買い占めており、オリンピックが入る余地はなかったらしい。要するにカネに負けたのだ。


ちなみに私は東京オリンピックが決定した2014年秋から「なぜ真夏の五輪か」と題して何度も雑誌、新聞などにコラムを書き続け、疑問を呈してきた。以下はそのコラムのタイトルである。



・なぜ真夏の五輪か? (2014年10月)

・~真夏の東京五輪を変えよう~ (2014年11月)

・東京五輪後の日本の進路 どんな国をめざすのか (2015年02月)

・寒々しい五輪風景 (2015年08月)

・アスリート・ファーストのいかがわしさ (2015年09月)

・地に落ちた東京五輪評判 (2015年10月)

・真夏の東京五輪、見直すべき (2018年02月)

・五輪の日程変更を! (2018年08月)

・本当に「真夏のオリンピック」でいいのか ―リタイア選手続出とならなければいいが・・・― (2019年04月)



以上の論評は以下のブログ及びブログ内のリンクより読めます。https://nobuhiko-shima.hatenablog.com/entry/20190417


トップ写真:マラソン(イメージ)出典:Pixabay; 995645


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