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ポルシェがカーレンタル開始

Japan In-depth / 2019年12月5日 23時0分

協業の内容は、ビル内の駐車スペースや車両展示スペースの提供、デジタルサイネージの放映など。車両の受け渡しは虎ノ門ヒルズの地下駐車場の専用スペースとなる。また同ビル2階には専用デスクも設置される。



▲写真 レンタカー受け渡しスペース ©Japan In-depth編集部



▲写真 「ポルシェ・ドライブ」専用デスク(虎ノ門ヒルズ内)©Japan In-depth編集部


 


■ 「ポルシェ・ドライブ」の狙い


ポルシェジャパン株式会社コーポレートビジネスディベロップメント担当部長のアンドレ・ブランド氏は、ポルシェのグローバル戦略が、従来の「最も成功しているスポーツカーメーカーになること」から、「最も成功しているエクスクルーシブなモビリティのブランドになること」に変化した、と述べた。


また、「世の中の変化の度合いは劇的だ。若いお客様はステータスとして車を所有することが重要でなくなっている。必要な時だけ使って、その分支払うフレキシビリティを求めている。こうした多様な変化を捉え、ブランドとして立ち位置を維持していきたい。」と述べ、新規の顧客層、特にこれまでポルシェユーザーに少なかった若年層にポルシェを体験してもらう狙いがあるとした。


「ポルシェ・ドライブ」はドイツ本国を初め、フランス、カナダ、北米で既にサービス展開中だ。一方、北米では「ポルシェ・パスポート」というサブスクリプションサービスが2017年からスタートしている。現在、アトランタ、ラスベガス、フェニックス、サンディエゴ、トロントで利用できる。月額料金は約20万円から30万円程度。今回日本に同様のサービスは導入されなかったが、これについてブランド氏は、「現時点でパイロットプロジェクトとしてレンタカーサービスを立ち上げた。今後、ユーザーの評価を聞いて、多くのサービスを考えていきたい。」と述べるにとどまった。


電動化や、自動運転などのハードの変化から、モビリティ(移動)を1つのサービスとしてとらえた新たな「移動」の概念である、MaaS(Mobility as a Service)の台頭など、車を取り巻く環境は著しく変化している。自動車メーカーは単に車を販売するだけではなく、様々なユーザー・エクスペリエンスを提供し続けなければ、生き残ることはできないだろう。「ポルシェ・ドライブ」はその前哨戦に過ぎない。


トップ画像:©Japan In-depth編集部


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