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「ワクチンで守られる命がある」元厚生労働大臣政務官三ツ林裕巳衆議院議員

Japan In-depth / 2019年12月9日 11時0分

三ツ林氏は、「ワクチンで予防できる病気はある」と述べた上で、安全性に関してきちんとエビデンスがあるものを国が進めるべきとの見解を示した。最近でも髄膜炎による死亡事例があったが、こうした事例はきちんと予防接種をすることで防ぐことが出来る。全てのワクチンについて、欧米で使用されているものは安全性がある上、確かな効果もある。三ツ林氏は「国は検証や副反応をみることも大事だが、こうしたワクチンによって守られる命がある、ということを最優先して考えるべき」との見解を示した。



▲写真  三ツ林裕巳衆議院議員 出典:Japan In-depth編集部


オリンピック・パラリンピック等に伴う外国人観光客の増加や、外国人労働者の増加により日本国内が多国籍化している。一層ワクチンや予防の重要性が高まっているが、細川氏はワクチン接種が遅れている現状を打開するために改善すべき制度はあるか、聞いた。


三ツ林氏はオリンピック・パラリンピックに向けてやるべきことは、流行している麻疹、風疹対策だと述べた。特に風疹に関して、40-50代男性は「空白期間」がある人がいるため、ワクチン接種を進める必要があるが、なかなか周知されていないという。


又、ボランティアなど五輪に関わる人は大変多いが、「オリンピック・パラリンピックに関わる方はできるだけ(接種を)行うべき」と述べた。人が集まる場所での感染症は大きな問題となる。三ツ林氏は「制度というよりは、どのワクチンを打つべきかしっかり検討すべきだ」と強調した。


そして、次に優先すべきは結核だという。結核は飛沫感染するが、体の中に潜んでいて気付かないことが多い。又、結核はツベルクリン反応で検査し、アメリカの場合はその後ワクチン接種を求められるのに対して、日本にはこの仕組みがない。細川氏が「疑いがある場合にはきちんと予防をする手だてをつける」と述べたのと同様に、三ツ林氏は関係者はレントゲンなどの検査を受けるべきだ、との見方を示した。


平昌五輪の際には、結核検査と髄膜炎菌ワクチンの接種が関係者と選手に実施された。一方で予算の問題や、そもそも髄膜炎患者が少ないことにより、東京五輪に向けての対策が未だ為されていないのが現状だ。保菌者になると症状が表れていない間も他人を感染させる恐れがあり、脳炎などになると亡くなる場合もある。


五輪があと半年強に迫る中、三ツ林氏は「麻疹・風疹は絶対(対策が)必要」と強調したうえで、「受け手がきちんとワクチンを接種すれば、大きく広がらないのではないか」との考えを示した。そして、ワクチン接種に関して「日本が欧米など先進国を追い抜き、お手本の国になるべきだ」と今後の展望を述べた。


(この記事はラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」2019年11月30日放送の要約です)


 


「細川珠生のモーニングトーク」


ラジオ日本 毎週土曜日午前7時05分~7時20分


ラジオ日本HP http://www.jorf.co.jp/index.php


細川珠生公式HP http://hosokawatamao.com/


細川珠生ブログ http://tamao-hosokawa.kireiblog.excite.co.jp/


トップ写真: 三ツ林裕巳衆議院議員 出典:Japan In-depth編集部


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