1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

災害用備蓄にもサブスクの波

Japan In-depth / 2019年12月10日 19時54分

それでも消費した分購入するのが面倒くさいとか、忘れてしまう、などの声も聞こえてきそうだ。そこで登場したのが「サブスクリプション」モデルだ。そう、定期的にメーカーがストック用食料品を届けてくれるのだ。「サブスク」と称され、飲料の自販機からラーメン、フレンチ、化粧品、知育玩具、車まで、今やあらゆる分野に広がっている。


そうした中、日清食品は、「カップヌ―ドルローリングストック」なるサービスを開始した。初回、13,000円(税抜き)でセットを購入。特製BOXの中には、カップ麺&カップライス基本の9食セット、カセットコンロ&カセットボンベ、3WAYソーラーライト、5年保存水&計量カップ、手鍋、フォーク、軍手などが入っている。



▲写真 日清「カップヌ―ドルローリングストック」初回セットに中味 出典:日清食品


カセットコンロが入っているのがミソだ。当たり前だがカップヌ―ドルはお湯がないと食べることができない。カセットコンロがない家庭も意外とあるのだ。いざ震災が起こると水道や電気、ガスなどのインフラはもとより、食料供給も長期間途絶える可能性がある。幹線道路が寸断される可能性が高いからだ。長期戦となると、やはりお湯を沸かす道具は常備しておきたい。


そして、入れ替え用9食のカップヌ―ドルが3か月に一度届く仕組みだ。つまり、賞味期限の管理が不要になる。9食の中身は毎回変更可能、ときめ細かい。価格は3ヶ月毎に2,000円(税抜き)、月にすれば560円だ。


サブスクリプションモデルはメーカーにとって、定期的に商品を消費者に購入してもらえることから、メリットが大きい。今後参入が相次ぎそうだ。



▲図 日清「カップヌ―ドルローリングストック」サービスの仕組み 出典:日清食品


また、非常食は普段食べる気にはならない、という声も出てきそうだ。


そこで、牛丼の吉野家が今年5月に発売を開始したのが「缶飯」だ。常温で食べることができ、賞味期限3年で非常用保存食との位置づけだ。発売当初、売り切れ御免のヒット商品となった。非常食でも味に妥協しない点が消費者に評価された格好だ。



▲写真 缶飯 出典:吉野家


様々な商品・サービスがあるが、一番大切なのは何をどう備蓄するか、という個々人の意識だろう。災害はいつ来るかわからない。貴方の備えは万全ですか?


トップ写真:カップヌ―ドルローリングストックセット 出典:日清食品


この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください