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ネットメディアで「ネットの闇」を斬る 横行する「危うい正義」最終回

Japan In-depth / 2019年12月13日 17時16分

中でもひどいのは「林信吾」を名乗る誰かがネットに色々と書き込みをして、それが叩かれる、という例まであった。


プロの物書きだから書いたことには当然責任を持つし、毀誉褒貶はこの稼業につきものだと割り切ってもいるが、書いてもいないことで非難されたのでは立つ瀬がない。と言って当時の感覚では、訴えようにも,弁護士や同業者から、


「同姓同名の別人という可能性もあるから」


などと言われる始末であった。


ある軍事ブロガーなど、どうせ訴えられないと見越したのか、Wikipediaの「林信吾」の項目に「作品の評価」などという欄を加筆し、


「『反戦軍事学』はじめ軍事関係の著作も何点かあるが、間違いや論理の破綻が多いという批判がある」


などと書いた。なぜその軍事ブロガーの仕業と知れたかと言うと、自分のブログのURLに飛ぶよう加工してあったからである。人に危害を加えて、指紋がべったり付着した凶器を現場に置き捨てて、逃げ切れると思っていたのだろうか。いや、もしかしたら自分のブログの宣伝になるとでも思ったのか?


私自身Wikipediaはよく参照するが、年号などを確認する以上には信を置いていない。


ネットの全体について言えることだが、このように馬鹿でも根っからの嘘つきでも、好き勝手に書き込むことができるからだ。もっとも、一般的には広く信用されているメディアなので、弁護士を通じて運営側に抗議し、削除させた。


このブロガーは、その後ツイッターも始めたらしいが、例の福島での原発事故の際、


「メルトダウンなんて起きるわけがない。馬鹿は黙ってろ」


などというバカッター(ツイッターで愚劣な発信をすること)で自爆した。


今でもブロガーを続けているのか、もはや相手にしているヒマもないので知らないが、YAHOOニュースなどでこの記事を見たら、逆上してなにかやらかすかも知れない。


その場合、今度は即座に法的措置をとると、あらかじめ警告しておく。


Amazonの書評欄にも、


「在日か?だったらたたき出せ」


などというコメントが載ったことがある。この時は自分で、


「俺は在日ではないが、お前みたいに在日認定ちらつかせて人を威嚇したような気になる手合いが心底嫌いだ。ここは本を読む人のためのサイトだぞ。場違いなところうろついてないで、自分たちの巣窟(=ネットの肥だめ)に帰れ」


とやり返した。お前も人のことを言えないだろう、というコメントが来そうだが、まあ大人げのなさは今では多少反省しているものの、この場合の私は誹謗中傷された当事者が、実名を明かして本音を書いたまでのことである。前にも述べたが、プロだから書いたことにはちゃんと責任を持つ。責任を持つ、と言い切ったからには、品性を疑われるリスクも承知の上で、前述のコメントの最後は、


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